Column コラム

バンド"マカロニえんぴつ"の魅力

画像出典:https://youtu.be/8ooptXF4IDE

今風の邦楽ロックらしい疾走感とキャッチーさを併せ持ち、そこにキーボードが独特の色彩を加えて個性を生み出しているバンド、マカロニえんぴつ。

2012年に神奈川県で結成された彼らは、「メンバー全員が音楽大学出身」という経歴から来る知識やセンスを活かして、ものすごい勢いで邦楽ロックシーンを駆け上がっています。

王道と異色さを併せ持つその音楽は、「マカロック」と呼ばれています。

作曲者でもあるVo.Gt.はっとりは、ユニコーンやくるりなどの邦楽バンドから洋楽ハードロックまで多彩な音楽の影響を受けていて、楽曲にもその要素が表れています。

それを彩るハイファイできらびやかなアンサンブルもまた魅力です。

そんなマカロニえんぴつの楽曲を、実際に見ていきましょう。

大きな反響を呼んだマカロニえんぴつデビュー曲”鳴らせ”

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「鳴らせ」は、マカロニえんぴつ初の全国流通盤1stミニアルバム「アルデンテ」のリード曲です。

知名度が大きく上がるきっかけになり、彼らにとってデビュー曲とも言えるこの曲は、若手離れした高度なアンサンブルと楽曲アレンジで、ポップロックソングとして圧倒的な完成度に仕上がっています。

タイトで軽快なリズム隊と曲全体のテンションを操るギター、その上でキラキラしたフレーズを散りばめるキーボードの絡みは、「音大出身」という彼らの次世代バンドとしてのセンスがうかがえます。

さらに、色々な意味で反響を呼んだインパクト大のMVにも注目してみてください。

マカロニえんぴつを聴く上で、まず触れてほしい一曲です。

バンドとして一気に洗練されたキラーチューン”サウンドオブサイレン”

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「サウンドオブサイレン」は、「アルデンテ」に続く2ndミニアルバム「エイチビー」のリード曲になりました。

デビュー曲である「鳴らせ」でも完成された個性を見せていたマカロニえんぴつですが、この曲ではそのセンスがさらに洗練されて、あか抜けた印象を感じられます。

この段階で、早くもメジャーシーンで活躍できるバンドとしてのポテンシャルが表れていると言えるのではないでしょうか。

ポップロックとしてのキャッチーさだけでなく、どこかノスタルジックな響きのあるメロディや歌詞にも注目です。

爽快なマカロニえんぴつ流のミディアムナンバー”ミスター・ブルースカイ”

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「ミスター・ブルースカイ」は、そのタイトルや青空が印象的なMVにも表れているように、突き抜けるような爽快さを持った曲です。

サウンドやメロディには清涼感がある一方で、リズムはゆったりと広がっていって、浮かび上がるような気分になれるミディアムナンバーに仕上がっています。

そんな曲調と合わさって、切なく甘酸っぱいストーリーを描いている歌詞にも注目です。

速いテンポのポップロックが持ち味のマカロニえんぴつですが、こういったミドルテンポの曲でも名曲を残していて、バンドとしての表現力の広さが感じられます。

中毒性の高さとバンドの個性を両立した”洗濯機と君とラヂオ”

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「洗濯機と君とラヂオ」は、ポップながら複雑なアンサンブルを得意とするマカロニえんぴつのテクニックが前面に発揮された曲です。

いい意味でアクの強い曲調は、奇抜なようで、不思議と耳に残って離れなくなるフックの効いた魅力を持っています。

その中にもポップロックとしてのキャッチーさはもちろん健在で、中毒性とバンドの個性が絶妙なバランスで両立されています。


以上、マカロニえんぴつの魅力を感じられる、キャッチーなロックナンバーの数々を紹介しました。

キーボードやギターといった上物からかっちりとタイトなリズム隊、そしてはっとりの軽快さとエモさを兼ね備えたボーカルが生み出す世界観は、昔ながらのJ-ROCKと最先端の邦ロックの特徴を併せ持って、まさに「次世代型ロックバンド」と言える仕上がりです。

そんなマカロニえんぴつは、今どきの邦ロックファンなら要チェックの最重要バンドと言えるでしょう。

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