ホテルでの一流生演奏!福岡で唯一のエージェントはこちら
2018.03.19
ホテルはいわばパブリックスペース。
全国から、観光や仕事で訪れる方々だけでなく、地元の方もレストランやバーなどを日常的に利用します。
福岡は、ホテルが足りないと言われているほどの激戦区で、少しでも差別化を図りたいものです。せっかく数あるホテルの中から選んでもらったのだから、「また利用しよう」と気持ちよく帰ってほしいですね。
差別化の方法は色々とありますが、ホテルがよく利用する手段の一つとして、ホテルスペース内での「生の音楽の提供」というものがあります。
巷にあふれる音楽といえば、有線や音源などのBGMが主ですが、生演奏がBGM代わりに溶け込んでいる空間はそうそうありません。
ホテルならではの贅沢空間と言えるかもしれませんね。
しかし、生の音楽であればなんでもいいというわけではありません。福岡だけでなく、全国的にも多くのホテルが生演奏を導入しているため、「あのホテルは少し違う」といった、差別化が必要です。それは単純に「演奏がうまい」だけではなく、実はもっと奥深く、複雑なものです。
今回はそんなホテルが導入する際に考えるべき「あるべき生演奏」についてお話したいと思います。
ホテルに生演奏を入れる際にまずは考えるべきこと
まず、ホテルに生演奏を入れる際には、ホテル内をどのような雰囲気にしたいのかを決めなければいけません。
ただ、生で音楽をやっているだけでは、何の特徴も出ません。
たとえば、以下のような点です。
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高級感のある雰囲気を提供したい
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明るくアットーホームな空間にしたい
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エンターテインメント性を感じさせるアーティスティックな雰囲気にしたい
などなど。
よくあるのは、こういった検討がなされず、とにかく上手なミュージシャンを連れてきて、生演奏を入れてしまうことです。コンセプトが固まっていなければ、音楽の統一性も図れず、ブランディングという意味でも大変非効率です。訪れる度に生演奏のテイストが変わるため、お客様も定着しません。
生の音楽のメリットは、その場、その瞬間の雰囲気に沿って、ホテルが作りたい雰囲気に向かって、臨機応変に表現を変えられることにあります。
ホテルが醸し出したい雰囲気はどのようなものか、お客様にどのような気持ちになってほしいのか、これらをよく吟味する必要があります。
これらコンセプトが決まることではじめて、音楽のジャンルや演奏スタイル、または演出方法も定めることができます。
どんなミュージシャンが必要なの?
まず、絶対条件として、パフォーマンスレベルの高いミュージシャンです。パフォーマンスレベルとは、とても奥深いもので、たとえばボーカリストであれば、音程が良い、声質が良い、だけではありません。リズムの取り方一つとってみても、深くリズムをとる人や、浅くリズムをとる人がいます。それによって、醸し出す雰囲気が全く違ってきます。
表情一つとってみても、目をつぶりながら歌う人も入れば、お客様に視線を合わせながら歌う人もいます。お客様にプレッシャーをかけないように、時々笑いかけ、すっと視線を外す、体の動きでお客様を自然に楽しませる、といったところに長けているボーカリストもいます。こういったところは全て上記パフォーマンスレベルに入ります。
楽器演奏者であれば、お客様のその日の音楽に対するノリに合わせて、微妙な音の響きを変えることができるミュージシャンもいます。その響きの違いは、明らかにわかるものもあれば、潜在的に訴えかけるような、繊細なものである場合もあります。
音源BGMと生演奏の決定的な違いは、こういったところにあります。
つまり、お客様と同じ空間の中で、どのように音を届けるか、また視覚も含めて、どのように楽しんでもらえるか、をその場、その瞬間の雰囲気に合わせながら作っていけるのが、生演奏の良さなんですね。
こんなミュージシャンには注意
パフォーマンスレベルが高いというのは大前提ですが、どれだけ演奏がうまくても、ホテルの意向を無視して、「自分が自分が」とアピールしまくるようなミュージシャンであれば、結果としてホテルの格が下がってしまいます。
「私はこのスタイルでやってるので要望は聞けません」みたいなことがあれば、ホテルやお客様がメインではなく、メインはミュージシャンになってしまいます。
ビジネスにおいては、ミュージシャンも、それ以外の仕事に従事する人も、本質的は何ら変わらないはずです。お客様がいて、ホテルがあって、そしてホテルと取引する業者などがいます。お客様に満足してもらうことが、誰がなんと言おうと最大の目的である必要があります。
プロとして活動するミュージシャンには、お客様のニーズに合わせて演奏する場合と、自分主催のライブで自らのスタイルを存分にアピールする場合と、大きく二種類の仕事があります。
前者と後者をしっかりと切り分けられるミュージシャンがプロ中のプロと言えますが、それらが混同してしまっている方も時にはいます。
しっかりと両者を切り分けられ、普通のビジネス感覚(いわゆる厳しい意味でのビジネス感覚)を十分に持ち合わせているミュージシャンを選ぶ必要があります。
それでもホテル側がこんなことを考慮すればうまくいく
とはいえ、ミュージシャンは一人のアーティストであり、芸術家としての側面が強い特殊な職業の一つです。ビジネスとはいえ、完全に自分のスタイルや、音楽に対するこだわりと切り離せないミュージシャンが多いのも事実です。
そんなミュージシャンの心の奥底に眠る気持ちをしっかり理解しながら、日々の生演奏業務を進めていくことができれば、きっとWin-Winの関係になれると考えています。
ミュージシャンは良くも悪くも、感性が普通の人に比べて何倍も発達しています。少しの言葉や態度を敏感に察知し、それが素直にステージでのパフォーマンスに影響します。
たとえば、日々の生演奏業務の中で、良かった時は良かったと、一言言ってあげるだけで、ミュージシャンにとっては、大きなモチベーションになり、さらに良いものを目指す努力をすると思います。また、お客様のリアルな反応(良いことも悪いことも含めて)を率直に伝えることも重要だと思います。
要は、「生演奏をすることが目的ではなくて、お客様を喜ばせることが目的」という共通の価値観をホテル側もミュージシャン側も持ちながら、日々の業務を進めていくことができれば、きっと素晴らしい生演奏シーンが出来上がると思うのです。
上記のようなことを考慮しながら、各人の資質や個性、それぞれの魅力も理解した上で、ブッキングすることができれば、さらに良い関係性が生まれると思います。
こんなホテル生演奏は素敵!
よくある形態は、レストランやバーなどで生演奏を入れるパターンです。
たとえばライブハウスなどでは、音楽を聴くことが目的ですが、ホテルの場合はお客様の目的が様々です。お食事を楽しみたい方、会話を楽しみたい方、ゆっくり過ごしたい方、など。
そんな全てのお客様が心地よく過ごせる空間を生演奏で演出する必要があります。
決して巻き込み過ぎず、かといって引きすぎず、ちょうど良いバランスでの生演奏BGMを作りあげる必要があります。かといって、常にそのスタイルではなく、お客様がもっと音楽を楽しみたいと感じていることがステージ上からわかれば、少しギアーをあげて音楽で訴えかける、といった展開も必要になるかもしれません。
そんなレベルの高いパフォーマンス内容がホテルの生演奏では必要になります。
次に結婚式での生演奏です。
ホテルに結婚式はつきものですが、まだまだ日本の結婚式は流行りのJ-POPなどのBGMで進行する場合がほとんどです。しかし海外では、結婚式に生演奏は必須であり、その式の格を決めるとも言われています。
結婚式生演奏については、本サイトの以下の記事にまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
http://livecong.com/information/archives/2
最後に挙げさせて頂くのは、これも海外のホテルでよく導入されているホテルエントランスでの生演奏です。ロビーでピアノ、ウッドベース、ギターなどの編成のJazz生演奏でお客様をお出迎えするといったパターンです。ホテルに入った瞬間からのおもてなしであり、その最初の素敵な印象はホテルで過ごす間、また各々ご自宅に帰宅した後も残り続けるでしょう。
その他にも、ホテルへの生演奏導入パターンは色々なものがあります。
共通することは「いかにお客様に特別な空間を提供し、幸せな気持ちになってもらうか」です。
日本の多くのホテルに、海外に負けないような素敵な生演奏が広がれば嬉しく思います!
いかがでしたでしょうか?
一言に「生演奏を導入」といっても、ホテルのように単発ではなく、日常の中で生演奏を取り込むとなると、その管理工数は膨大になります。他の業務もある中、品質高く生演奏業務を続けていくには、大変な労力が必要になります。ミュージシャン一人ひとりとの密なコミュニケーションも欠かせません。
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