Column コラム

バンド"Bird Bear Hare and Fish"の魅力

画像出典:https://youtu.be/RktT86GlyM0

2007年に結成されて「閃光ライオット」の初代グランプリに輝き、その後もメジャーシーンの第一線で活躍したバンド、Galileo Galilei。

王道のギターロックから洋楽的な要素の強いインディーロック・インディーポップへと音楽性を変化させながら、注目を集め続けました。

そして、2016年10月に多くのファンに惜しまれながらGalileo Galileiとしての活動を「終了」し、「解散」という言葉を使わなかったことから、ファンは「まだこの先に何かあるのではないか」という期待を持つことになりました。

それから約1年半後の2018年5月、Galileo Galileiのオリジナルメンバーにギターサポートとしてツアーなどにも帯同していたDAIKIを加えた4人で、新バンド「Bird Bear Hare and Fish」がスタートします。

スティーヴン・キングの小説「ダーク・タワー」の一節から名前をとったこのバンドは、Galileo Galileiが見せたインディーロックの音像をさらに研ぎ澄ませたような音楽性で、今一気に話題を集め始めています。

そんなBird Bear Hare and Fishの魅力を紹介していきましょう。

Bird Bear Hare and Fishの幕開けの一曲”ページ”

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2018年5月にBird Bear Hare and Fish初の音源としてリリースされてMVも公開され、バンドの活動の幕開けとなった「ページ」。

後期Galileo Galileiの楽曲にも通じる、ゆったりしたリズムと軽快なアンサンブルが印象的な王道のインディーロックソングです。

サウンドやアレンジにはUKインディーロック・オルタナティブロックの要素が強く感じられて、そこに邦楽的なキャッチーさをもったメロディが加わって、彼らの個性ともいえる空気感が生まれています。

Galileo Galilei時代の曲と比べるとギターのコードワークやフレーズ、音色にフォーカスが当たっているように感じられて、新しい編成,バンドならではの曲調と言えるのではないでしょうか。

アニメ主題歌にもなったBird Bear Hare and Fishの代表曲”ライカ”

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2018年8月にリリースされたBird Bear Hare and Fishの2ndシングル「ライカ」は、アニメ「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」のエンディングテーマとしても話題になりました。

最初に公開された「ページ」と比べると、より疾走感のあるインディーロックナンバーになっていて、邦楽的なキャッチーさが強く感じられる一曲です。

メロディはポップで日本人に親しみやすい一方で、曲展開の盛り上げ方は邦楽離れしたセンスが感じられて、邦楽ロックと洋楽インディーロックのハイブリットと呼べるような仕上がりになっています。

前面に出てくるリードギターのサウンドも、オルタナティブロックやシューゲイザーなどのエッセンスも含まれていて印象的です。

バンドの前身となったソロプロジェクト”warbear”にも注目

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Bird Bear Hare and Fishの始動前、2017年10月には、ボーカル尾崎雄貴のソロプロジェクト「warbear」がスタートしています。

これまでの活動とは違った彼の個性が発揮されているこのプロジェクトですが、2018年1月にはそのアルバムリリースツアーでBird Bear Hare and Fishの始動が発表されるなど、バンドの前身的な位置づけにもなっています。

アルバム「warbear」のリード曲「Lights」では、Bird Bear Hare and Fishにも通じる歯切れのいいメロディに加えて、ホーンセクションや打ち込み的なリズムトラック、シンセなどを多用したサウンドが展開されて、バンドでは難しいアンサンブルが描かれているのが印象的です。

これからもこちらのwarbearも続くと予想されるので、併せて要注目です。


どこか青春の風を感じさせながらも、作品を重ねるごとに表現を成熟させていったGalileo Galilei。

Bird Bear Hare and Fishは、そんな彼らのさらなる進化系として、より完成された世界観を見せています。

2018年9月5日にはこれまでのシングル曲も収録された初のフルアルバム「Moon Boots」がリリースされ、9月21日からは全国ツアーもスタートということで、ますます話題を集めている彼ら。

Galileo Galileiからのファンだけでなく、邦楽バンドファン、インディーロックファンなら要注目です。

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