バンド"Marmalade butcher"の魅力
画像出典:https://youtu.be/lw1LzdwEqTg
Marmalade butcher、通称「マ肉」は、日本の4人組インストゥルメンタルロックバンドです。
楽曲に歌のメロディがない、楽器のみのインストバンドとして活動する彼らは、「モテるインスト」をモットーに掲げて活動しています。
ポストロック、オルタナティブロック、カオスティックハードコア、エレクトロニカ、プログレッシブロックといったコアなジャンルを詰め放題に混ぜ合わせ、独自の色味のある世界観に落とし込んだ楽曲は、一度聴いたら忘れられなくなるような抜群のインパクトを誇っています。
それでいて、キャッチーで印象的なメロディが多いので、インストロックというマニアックなジャンルながら、普段そういった音楽を聴かない人でもハッとさせられるのも彼らの魅力です。
モットー通り「モテるインスト」を見事に体現しているMarmalade butcher。彼らの楽曲を実際に聴いていきましょう。
Marmalade butcherの代表曲「不可説不可説転不可能世界」
まず最初に聴いてほしいのは、Marmalade butcherの代表曲ともいえる一曲「不可説不可説転不可能世界」です。
再生して10秒で、尋常でないテクニックが折り重なった音の洪水に溺れることになるでしょう。
手数が多くタイトなドラム、ハイファイでバキバキなベース、歯切れのいいカッティング、目で追えないほどの速さのタッピングが織りなす世界観は、疾走感にあふれ、壮大で圧倒的なスケールを感じさせます。
目まぐるしく展開していく演奏姿は目にも鮮やかで、開いた口がふさがらなくなるようなインパクトを感じられるのではないでしょうか。
Marmalade butcherの技巧派バンドとしての実力が、惜しみなくさらけ出されています。
轟音バンドサウンドに溺れる「Nullum Sonum」
バンドの初期からの代表曲になっている「Nullum Sonum」も、Marmalade butcherの魅力を語る上で欠かせない一曲です。
出だしから脳裏にこびりつくメロディアスでキャッチーなギターフレーズが印象的なこの曲は、プログレやマスロック、オルタナ要素が強く表れた一曲です。
一曲の中でリズムや雰囲気が何度も入れ替わっていく曲展開も印象的で、歌詞や歌メロによる説明なしでも感情をかき立てられるドラマチックな響きが感じられます。
難解で複雑で、そんな中にもストレートで分かりやすいかっこよさが込められたキラーチューンです。
カオスでグロテスクなバンドの世界観「Anima」
「Anima」は、Marmalade butcherが併せ持っているジャンルの中でも、カオスティックハードコアやプログレッシブロックの要素が特に強く表れた一曲です。
混沌としてどことなく不気味で、グロテスクさすら感じる重たいサウンドが最大の特徴となっています。
そんな楽曲の世界観を生々しく描き出したMVも見どころのひとつで、グロテスクな表現が苦手な方は閲覧に注意が必要かもしれません。
このカオスな雰囲気は、ハマる人はとことんハマることになるでしょう。
再現度の高いライブもMarmalade butcherの魅力「-273.15℃」
これだけテクニカルな楽曲たちが、生演奏のライブではどのように再現されているのか気になる方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、Marmalade butcherの演奏力をこれでもかと体感できるライブ映像もおすすめです。
そのテクニックはライブでも圧倒的で、音源の再現度も限りなく高くなっています。
マ肉が楽曲自体の良さだけでなく、生演奏でもしっかり聴かせるライブバンドであることが分かりますね。
映像越しでもこの迫力なので、生でその熱を受け取ったら、もっと強いインパクトを感じるのは間違いないでしょう。
以上、超絶テクニカルインストバンドMarmalade butcherの魅力を紹介しました。
有無を言わせない圧倒的な演奏力としっかりキャッチーなメロディで魅せる彼らの音楽は、まさに「モテるインスト」というモットーがふさわしいかっこよさがあります。
特にギタリストやベーシスト、ドラマーといった楽器経験者なら、壮絶なテクニックを見せるマ肉の楽曲により魅力を感じられるのではないでしょうか。
ライブでも音源でも、是非Marmalade butcherの魅力を受け取ってみてください。
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