女性ボーカル 最近のおすすめ若手バンドまとめ

女性ならではの可憐さやポップさを活かしたバンドから、独特の鋭さで男性ボーカルとはまた一味違ったかっこよさを見せるバンドまで、昔も今も「女性ボーカル」は大きな人気を誇ってきました。

そして、2018年現在も、女性ボーカルを擁する数多くの期待の若手が登場しています。

そこで今回は、「女性ボーカル」という点にフォーカスを当てて、ここ最近のおすすめ若手バンドを紹介していきます。

京都を拠点に活動する3ピース女性ボーカルバンド「Hakubi」。

王道のシンプルな邦楽ギターロックサウンドを武器に、力強く、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出しています。

Vo.Gt.片桐の少女のような儚い歌声が最大の魅力で、危うさの中に時おり垣間見せる、達観したような大人びた表情にハッとさせられます。

焦燥も諦めも全て内包して歯を食いしばって前に進んでいくような歌詞のメッセージも、真に迫ってくるものがあります。

「ゼノ」は、大阪を拠点に活動している4ピースバンドです。

鋭利な刃物で切り刻むような鋭いオルタナティブロックサウンドと、黒を基調としたビジュアルが合わさって、独特のゴシックな世界観が生み出されています。

そこに切り込むハスキーな女性ボーカルは、何者も寄せつけないような鬼気迫る雰囲気を感じさせます。

圧倒的な存在感が魅力の、正統派オルタナロックです。

「cinnamons（シナモンズ）」は、ギターポップやインディーロックなどの要素を色濃く感じさせる東京の4ピースバンドです。

ノスタルジックな情景を見せるサウンドに透明感のある女性ボーカルが重なって、ドラマチックで切ないストーリーを描いています。

晴れた日の屋外で聴きたくなるような、癒しを感じさせてくれる楽曲が魅力です。

滋賀を拠点に活動する「揺らぎ」は、邦楽シューゲイザーのど真ん中を行く直球のノイズサウンドが魅力のバンドです。

奥行きたっぷりに歪んだギターと重たいリズム、その中で儚く浮遊する女性ボーカルが、白昼夢のような淡い情景を描いています。

脳を溶かして全てを包み込むような優しく甘いサウンドに、何もかも委ねて浸っていたくなります。

こちらもシューゲイザー色の強いバンド、東京を中心に活動している「レイラ」です。

平均年齢20歳と、かなり若い世代のバンドながら、楽曲のクオリティや彼女たち全体の存在感は既に大物の風格を感じさせます。

力強くハスキーな女性ボーカルが叙情的で鮮やかなストーリーを描き、分厚く歪んだサウンドが、そこにはっきりとした景色を色付けしていくように世界観を構築しています。

オルタナ、シューゲイザー好きなら、最大級に注目してほしいです。

佐賀を拠点に活動するオルタナティブロックバンド「もう二度と逢えない私へ」。

王道の歌ものロックにオルタナやシューゲイザーの要素を織り交ぜ、そこに張り詰めた女性ボーカルが乗って、シリアスで緊張感の漂う雰囲気を生み出しています。

サウンドは鋭くもメロディはキャッチーで、そこにストーリー性豊かな歌詞も合わさって、一度曲を聴いたら強く耳に残ります。

「羊文学」は、現在の邦楽ロックシーンでぐいぐいと頭角を現して、ネクストブレイク確実の存在になっている3ピースバンドです。

大人びた艶やかな女性ボーカルをインディーポップやシューゲイズ風味のサウンドが包み込んで、涼しい早朝の空気のような浮遊感を生み出しています。

高い完成度でまとまったアンサンブルは、ドラマチックで幻想的な詞世界と併せてじっくり聴きたくなります。

以上、オルタナティブロックやシューゲイザー系を中心に、女性ボーカルのおすすめ若手バンドを紹介しました。

どのバンドも耳の早いインディーズファンには名前が知られ始めていますが、まだまだこれから、更なる飛躍が期待されています。

今のうちに聴いてみて、今後が楽しみなお気に入りとしてチェックしておきましょう。