Column コラム

石風呂の新バンド"ネクライトーキー"の魅力

画像出典:https://youtu.be/Aw1Awul1818

2017年8月に突如活動を開始し、インターネット上を中心に瞬く間に話題を集めている"石風呂"の新バンド「ネクライトーキー」。皆さんはご存知でしょうか?

活動開始からまだ1年ほどにも関わらず、2018年8月の現時点で5本のMVを公開、3枚のdemo singleをリリース、既にワンマンライブも成功させるなど、現在の邦楽ロックシーンで最重要バンドのひとつにまで成長を見せています。

MVは軒並み10万再生越え(100万再生を突破したものも!)、1st、2nd demoが完売するなど、数字的な面でも注目度の高さがうかがえます。

今回は、そんなネクライトーキーの魅力を紹介していきます。

「ネクライトーキー」の仕掛け人「朝日/石風呂」って何者?

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ネクライトーキーを語る上で欠かせないのが、仕掛け人ともいえるGt.朝日(石風呂)の存在です。

「コンテンポラリーな生活」のフロントマンとして日本のライブハウスシーンでは有名な彼ですが、他にもボカロP「石風呂」としても活動しています。

遊び心あふれるポップなサウンドと、どこか切なくてシニカルな青春の感情を描く歌詞で、ボカロ黎明期を支えた人気ボカロPの一人となっている石風呂。

その作詞作曲センスは、ネクライトーキーにおいても存分に発揮されています。

彼の独特のメロディや詞世界にVo.Gt.もっさの唯一無二の歌声が乗り、それをBa.藤田とDr.カズマ・タケイの骨太のリズム隊が支えることで、ネクライトーキーは究極的にポップでロックな世界観を作り上げているといえます。

ここからは、そんな彼らの楽曲を実際に聴いて、その魅力を体感していきましょう。

おもちゃ箱のようなバンドサウンドが魅力「だけじゃないBABY」

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ネクライトーキーの代表曲のひとつ「だけじゃないBABY」は、まるでおもちゃ箱の中に飛び込んだようなポップな雰囲気が印象的な一曲です。

明るくておどけたようなリードのフレーズと、親しみを込めて「ハム太郎」と称されることもあるVo.Gt.もっさのボーカルが合わさって、コミカルでキャッチーな世界観が形作られています。

曲調は明るい一方で、その歌詞を見てみると「そんな虫のいい話はないから ちょっとは汚れてみな」「世界が終わる 君はどうする 光はいつでも明日へ向かう」など、世の中への皮肉や劣等感と不安の吐露、そういった負の感情を抱えながらも意地でも前を向く決意など、熱い感情が描かれているのが分かります。

かわいくてポップなようで、その中にはしっかりロックな精神と骨太なバンドサウンドを込めていて、まさに「ポップロック」と呼ぶのがふさわしいキラーチューンです。

”コンテンポラリーな生活”とはまた違う朝日(石風呂)の楽曲ですね。

バンド最大の代表曲!「オシャレ大作戦」

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YouTubeでMVの再生回数が100万回を突破している「オシャレ大作戦」は、ネクライトーキーの知名度が爆発するきっかけになった一曲です。

まさに、彼らの一番の代表曲といえる存在でしょう。
これをきっかけに、石風呂自身の知名度も上がりました。

サブカル的なポップワールドの弾けるサウンドやキャッチーなメロディはそのままに、彼らの個性やセンスがより高い純度で混ざり合って、初期の曲と比べてもひとつのバンドとしてさらに洗練されたような印象を受けます。

「おばけ」「UFO」といったまるでフィクションの世界に飛び込んだようなコミカルなワードに混ぜて「そうやって嘘もつく ちょっとオシャレでしょ? 反吐が出るな」といったシニカルなメッセージも込められていて、一筋縄ではいかないスリリングなポップナンバーです。

石風呂らしさあふれる一曲「涙を拭いて」

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「涙を拭いて」というちょっと切ないタイトルが印象的なこの曲は、ネクライトーキーらしいポップワールドをくり広げながらも、どこか寂しげでセンチメンタルなロックナンバーです。

明るくおどけながらも、そうやって笑えるようになるまでの苦悩や葛藤、それを乗り越えて前を向いている強さを感じさせて、コミカルな表情の裏にあるストーリーが垣間見えます。石風呂はこのような世界観の構築に優れているソングライターですね。

アップテンポで笑えるリード曲とはまた違った、「バンド」という生き物としてのネクライトーキーの生身の物語を感じられます。

キャッチーさと遊び心、そして影や劣等感といった負の一面も隠すことなくさらけだした、ネクライトーキー流のエモさを感じる名曲です。


「コミカルで笑えるポップロック」という印象の強い石風呂の新バンド"ネクライトーキー"ですが、その楽曲をじっくり聴くと、ただポップなだけではない、シニカルなメッセージや熱いストーリーがそこに込められていることが分かります。

音楽としてのキャッチーさと「歌」としての物語性を両立させているからこそ、彼らはこれほど短期間で一気に注目されているのではないでしょうか。

そんな石風呂の新バンド"ネクライトーキー"の楽曲、歌詞にも注目しながら是非聴いてみてください。

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