「Orangestar」おすすめ人気曲⼀覧(ボカロP)
画像出典:https://youtu.be/jQmYZWjLwzw
2010年代後半を代表するボカロPの一人に、「Orangestar」という人物がいます。
まだ高校生のときにボカロPとして一躍有名になり、メジャーCDリリースなども果たした彼の楽曲の特徴は、「爽快感あふれるサウンド」と「10代特有の青春の風を感じさせる歌詞の世界観」です。
どこか未熟ながら、この年代だからこそ出せる独特の空気感をもった音楽性は、彼のアーティスト名「Orangestar(蜜柑星=未完成)」にも表れています。
そんな彼のおすすめの人気曲たちを紹介していきます。
「夏」らしい人気曲の数々で知られるOrangestar
Orangestarの人気曲によく見られる特徴が、「夏」をテーマにしているという点です。
彼がボカロPとして有名になるきっかけになった一曲「イヤホンと蝉時雨」では、アコースティックギターとシンセの軽快な音色の中に、夏の外の空気をそのまま切り取って持ってきたような、蝉の声が聞こえています。
かげろうが揺らめくような暑い空気と、その中に風が吹き抜けていくような感覚を併せて体感できる、夏休みに聴くのがおすすめの一曲です。
この曲を、まだ高校生のときに作り上げたというから驚きですね。
「快晴」は、Orangestarが活動休止する前の最後の作品として投稿された曲です。
それまでの活動の集大成的な一曲として、ファンからも広く愛される人気曲となっています。
王道のギターロックサウンドが鳴り響くこの曲は、軽快でキャッチーなリードギターが、夏の青空の突き抜けるような爽やかさを感じさせてくれます。
歌詞は彼自身のそれまでの音楽活動を、青春という人生の「夏」に例えているようで、それまで彼を応援してきた人にとっては、感動的な名曲ではないでしょうか。
8月30日という、夏休み最後の日に投稿されているのもグッときますね。
ノスタルジックで疾走感あふれるロックナンバーもおすすめ
「夏」をテーマにした曲以外にも、疾走感にあふれながらノスタルジックな雰囲気を感じさせるロック系の曲も、Orangestarのおすすめポイントのひとつです。
2015年に公開された「アスノヨゾラ哨戒班」は、ピコピコサウンドの中にも切なさと駆け抜けるような感覚が散りばめられたロックナンバーとなっています。
思春期ならではの行き詰る感覚や焦りを感じさせる歌詞と合わさって、特に10代のファンの支持を集めた人気曲です。
最大のヒット曲になったこの曲は、2010年代後半のボカロ界を代表する一曲になっています。
「空奏列車」は、主にインターネット上で人気を集める演奏者たちが集まって、生バンド形式で作られた曲です。
Orangestarの曲の中でもバンドサウンドの色が濃いロックナンバーで、邦ロック好きの人に特におすすめの一曲となっています。
現実の中を切り抜けて夢に向かって走っていく様を「列車」に例えたこの曲は、気分を高めたいときに聴きたくなるような人気曲としてファンの間でも知られています。
ピアノの旋律を活かしたシンプルな曲もOrangestarの魅力
凝ったサウンドで耳に残る曲だけでなく、ピアノの旋律を主体にしたシンプルな曲もOrangestarの魅力のひとつです。
ピアノ弾き語り形式の一曲「回る空うさぎ」は、まるで童話を耳で聴いているようなバラードナンバーです。
彼の楽曲の中でも異色の人気曲として、根強い支持がある一曲となっています。
ドラマチックながらどこか気持ちが安らぐピアノバラードのこの曲は、特に夜に聴くのがおすすめです。
まるで早朝の空気の中に氷を散りばめたようなひんやりした空気が漂う「Alice in 冷凍庫」も、Orangestarのシンプルなピアノ曲としておすすめの一曲です。
最低限のアンサンブルで冷たい世界観を描くこの曲は、夏に聴くと清涼感を得られる人気曲となっています。
ピアノとベース、ドラム、シンセの音色のひとつひとつが冷気をまとっているようで、ボカロだからこそできる超高音のボーカルもそんな空気感に拍車をかけています。
ボカロ界を、まさに「星」のように駆け抜けてたくさんのボカロファンの記憶に残っていったOrangestar。
バンドサウンドからピアノバラードまで様々なタイプの人気曲たちは、今でも多くのファンから愛されていますね。
そんな彼の名曲の数々は、特に夏の暑さを和らげたり、夏特有のノスタルジックな雰囲気をより楽しむのにおすすめの作品ばかりです。
Orangestarを知らなかった人も昔からのファンも、夏こそ彼の曲を聴いてみましょう。
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