Column コラム

新世代ボカロP"YURAGANO"の魅力

画像出典:https://youtu.be/Yrf8s9e_koE

2017年3月にボーカロイド楽曲を投稿し、デビューしたばかりのYURAGANO。

まだボカロPとしての活動を始めて2年足らずの彼ですが、その名前は早くもボカロファンの間で知られつつあります。

2017年11月に公開された「まだあの月と溺れていたい」は初のVOCALOID殿堂入り(ニコニコ動画で10万再生突破)を果たし、2018年9月現在はYouTubeとニコニコ動画で併せて30万再生を超えています。

リズミカルな打ち込みサウンドにキレのいいギターフレーズを主軸としたバンドサウンドが合わさって、スッと聴きやすい軽快さとエモーショナルな熱量を両立させているのが彼の音楽の特徴です。

実際に、その楽曲を聴いていきましょう。

YURAGANO最大の代表曲”まだあの月と溺れていたい”

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まず紹介したいのが、YouTube、ニコニコ動画ともに10万再生を大きく突破している彼の最大の代表曲「まだあの月と溺れていたい」です。

独特の切れ味をもったイントロのギターフレーズにまずインパクトを感じさせられて、ジェットコースターのような緩急の末に高速4つ打ちのキャッチーなサビに襲われるこの曲。

文句なしのかっこよさを持った、クセになるキラーチューンに仕上がっています。

ボカロ×ロックの「ボカロック」というジャンルにおいて、2017年を代表する曲のひとつと言ってもいいのではないでしょうか。

YURAGANOの動画は全て本人がイラストを手がけているということで、映像の方にも注目です。

ダンスビートを織り交ぜたボカロックナンバー”太陽は少し眩しすぎるから”

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「まだあの月と溺れていたい」の次作として公開された「太陽は少し眩しすぎるから」は、タイトルからも前作との何かしらのつながりを想像させる一曲です。

疾走感のあるリズムやキャッチーなメロディなどYURAGANOの音楽性の特徴はそのままに、ギターのリードフレーズはより切なさや繊細さを感じさせるものになり、そこに打ち込み色の強いダンスビートが加わって、どこかSFチックな雰囲気が生まれています。

アップテンポな曲調の中では、いわゆる「普通」でいられないはみだし者としての苦悩や葛藤が歌われていて、前曲とも合わさって影を感じさせます。

そして、ボカロによる無機質なボーカルも、曲全体の雰囲気をよりほの暗いものにしていて印象的です。

「おかしい」「異常だ」と言われながらも自分の気持ちに従って生きたいという感情、それを否定しようとしてくる世の中の閉塞感。

そんな歌詞のストーリーには、共感を覚える方も多いのではないでしょうか。

エモーショナルな曲展開にYURAGANOの個性を感じる”存在していて、”

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2017年5月に、YURAGANOの2作目として公開された「存在していて、」。

まだ彼が今ほどの注目を集める前の楽曲ですが、インパクトの残るサビのメロディや感情を高ぶらせるエモーショナルな曲展開などの個性は、この頃からしっかりと発揮されています。

タイトルにもある「存在していて、」をくり返すサビは、合成音声のボカロとは思えない感情的な抑揚が感じられますね。

ダンスポップとボカロックの融合”オーバーフローマイドール”

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「オーバーフローマイドール」は、EDM色の強いダンスポップナンバーです。

軽快でどこかかわいらしいイントロ~Bメロから一転して、サビではガツンとくるバンドサウンドが展開されて、しっかりとボカロックの色味も感じられます。

涼しげで目の覚めるような爽快感があって、YURAGANOの疾走感あふれる音づかいやリズムの特徴が表れています。

聴き手の心情に鋭く切り込むような、ストーリー性豊かな歌詞にも注目です。


以上、新世代のボカロPとして注目を集めているYURAGANOの音楽を紹介しました。

活動スタートからまだあまり経っていないながらも、早くも完成された世界観と音楽性を感じる楽曲の数々は、ひとつひとつのクオリティが高くて驚かされますね。

ボカロファンはもちろん、疾走感のあるギターロックが好きな方は、一度は聴いてみてください。

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