⾳楽関係の仕事の種類まとめ ミュージシャン以外にも!
「音楽で生計を立てていきたい!」と思っても、アーティストとして活動して生きていくのはとても狭き門で、なかなか簡単なことではありませんよね。
ですが、ミュージシャンとしての道が難しくても「何かの形で音楽に関わって生きていきたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はミュージシャン以外で「音楽業界に関わる仕事の種類」をまとめて紹介します。
音楽関係職に将来就いてみたいと考えている方は、是非参考にしてみてください。
ライブ,イベントにまつわる音楽関係職
音楽関係の仕事として特に一般的なのが、ライブやイベントに関わるものです。
まず、ライブなどのイベントを支える代表的な専門職として「PA(音響)」と「照明」が挙げられます。
これらの職種は、ステージの音や光の演出を作り上げていくこと業務を行い、ライブの成功を大きく左右する重要な役割を担います。
高度な専門知識や経験が必要なので、専門学校に入ったり、ライブハウスでスタッフとして下積みをしながら学んで就くのが一般的です。
また、PAや照明以外にも、受付を担当したり、バーカウンターで飲み物を売るのを担当したりする「ライブハウススタッフ」の業務内容は多岐に渡ります。
ライブハウスの運営自体に関わっていくので、ライブの存在を常に身近に感じられることもあり、音楽関係の職に就きたい人は真っ先に頭に浮かぶのではないでしょうか。
どこかのライブハウスにアルバイトとして入社して、経験を積んでいくのが一般的な始め方になるでしょう。
ライブハウスで開かれるイベントを企画し、出演者などを集める「イベンター」も、音楽関係の業務には欠かせません。
イベンターだけで生計を立てるのは至難の業なので、副業として活動したり、どこかのライブハウスにスタッフとして入って「ブッキングマネージャー」としてイベントを企画していくことになります。
また、特にメジャーアーティストなどは、大規模なツアーにスタッフを連れて移動することも多いです。
いわゆる「ローディー」と呼ばれる職ですね。
楽器のメンテナンスやステージでのトラブル対応などを担う専門的な業務から機材運びなどのアルバイトまで、様々な業務があります。
様々な種類の作品制作に関わりたい人は...
CDなどの作品制作に関わる業務も、音楽関係の業務として一般的です。
まず、レコーディングでマイクや編集ソフトなどの録音機材を扱いながらアーティストをサポートする「レコーディングスタッフ」という職種があります。
他にも、録った音を編集して音源の形に仕上げていく「ミキシングエンジニア/マスタリングエンジニア」などの職種もあります。
これらの3種類のエンジニア職は、同じ人が全ての工程を担当してしまうことも多いです。
高度な知識や経験が要る仕事ですが、今は個人レベルで本格的な編集環境を揃えることもできるので、実績を作ってうまく知名度を上げれば、フリーのエンジニアとしても生計を立てていけるでしょう。
また、DTMなどで曲作りができるなら「作曲家」という密に音楽と関わっていく音楽関係の職種もあります。
作曲家というと、なんだか偉大で特別な存在に思えるかもしれませんが、マイナーアーティストやアイドルの曲、CMソング、ゲームや動画のBGMなど、音楽が必要とされる場であれば常に需要があります。
作れる音楽の種類が幅広いほど重宝されるので、知識や経験、そして何よりチャレンジ精神がモノを言います。
業界を裏から支える音楽関係の仕事
ライブや作品制作など、音楽の最前線を支える仕事以外にも、音楽業界を裏から支えるような音楽関係の職種も何種類もあります。
まず代表的なのが、レコード会社や音楽事務所に所属して、マネジメントやプロモーション、流通などの面でアーティストを支えていく業務です。
アーティストが全力で活動するために、なくてはならない役割ですね。
また、CD販売を最前線で手がけるCDショップやネットショップのスタッフ、音楽雑誌やWEBメディアを運営するメディアスタッフなどの職種もあります。
さらに、楽器や機材に詳しい人なら、楽器店のスタッフになるという道もあるでしょう。
音楽関係の会社やお店に入る仕事にも様々な種類がありますが、どれも音楽業界を成り立たせるために、必要不可欠な存在です。
以上、ミュージシャン以外の音楽関係の仕事を、種別ごとにまとめて紹介しました。
こうしてみると、様々な役割の人が集まって、音楽業界が作られていることが分かりますね。
自分のタイプや能力とも照らし合わせながら、音楽業界で働くなら自分にはどんな仕事が向いているか、考えてみましょう!
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