30歳すぎて歌手になるにはどうすれば良いの?
”ずっと音楽を諦めきれずにやり続けている”若い頃に音楽で食うことを夢見ていた”なんて人は実際けっこう多いのではないでしょうか。
メジャー志向で活動している人の1番の壁、それは”年齢”です。一説にはデビューを目指す場合、24歳がリミットだという声もあります。
しかし、そこで諦めるのはもったいないですよ!30歳を超えてから歌手としてメジャーデビューした人も居ます。
今回はそんな遅咲きのシンガーを紹介しながら歌手になるにはどうすればいいか紹介します!
30歳でデビュー、トップアーティストへ”スガシカオ”
今や日本でもトップクラスのアーティストとして有名なスガシカオがデビューしたのは30歳のときでした。
1997年に”ヒットチャートをかけぬけろ”でメジャーデビュー、その翌年、SMAPの大ヒット曲”夜空ノムコウ”に詞を提供したことで一躍有名アーティストの仲間入りを果たしました。
実際に、彼がメジャーデビューを志したのは29歳の時で、会社に辞表を出してからデビューまでの1年間、一切のバイトをせずひたすら音楽に打ち込んだそうです。歌手になるにはこのくらいの覚悟がないとダメですね。
もちろん、それまでにも音楽をやっていたこともありますが、すごい信念と行動力を持っています。
経験を積んでる分、一度やる!と覚悟を決めたら半端じゃない推進力を持つことができ年齢でもありますね。
きっかけは病気、39歳でデビューした”木山裕策”
紅白歌合戦にも出場した遅咲きの歌手、”木山裕策”をご存知でしょうか?
元々、学生時代は歌手を目指してバンド活動に勤しんでいたそうですが、普通に卒業して就職しました。
仕事面ではそれなりに出世もして、家庭も持ち、4人の子どもたちにも恵まれたのです。
順風満帆な幸せな家庭像そのものと言っても過言ではないくらい!
しかし、37歳のときに甲状腺に悪性の腫瘍が見つかり、全摘出手術を受けることになります。
”2度と声が出なくなるかもしれない…”そう聞かされたときが彼のターニングポイントでした。
手術しても、声が出るまで回復したら歌手を目指そうと決意したそうです。
歌手になるには覚悟が必要です。彼の場合は病気がきっかけだったのです。そこで覚悟が決まりました。
その後、オーディション番組に出演し、審査員の目に止まり紆余曲折を経て、メジャーデビューを果たしました。
デビュー曲は家族や子どもたちへの愛情を歌った”home”。4人の子どもを育てる39歳ならではの曲で多くの共感を集めました。
年齢は時として壁にもなりますが、時として積み重ねた経験が糧となるという良い事例ですね!
58歳でデビュー、61歳で紅白出場”秋元順子”
夢を諦めなければチャンスが巡ってくる、そう思わせてくれたのは58歳でメジャーデビューを果たした”秋元順子”さんです。
秋元さんからは、歌手になるにはどうすればいいか考える上で、諦めずに貪欲に活動を続けることが大切ということを学ぶことができます。
一度は辞めていた音楽を再び始め、地道な活動を続けていた秋元さん。そんな中、インディーズでCDをリリースし、すぐに話題になりました。
そして、その翌年”愛のままで…”でメジャーデビューを果たしたのです。
”愛のままで…”は発売後から同年代の女性に支持され少しずつ話題になり、そして紅白歌合戦に出場し、紅組の歴代初出場最高齢記録を打ち立てました。
30歳過ぎたから歌手になるのは諦める…なんて次元では語れないくらい、秋元さんが成し遂げたことは凄いことですよね。
もちろん、天性の声や才能もあったと思います。でも、それ以上に夢に対して貪欲になっていた姿勢が重要だったんでしょう。
諦めず、続けることでチャンスは巡ってくる。そしてそのチャンスを逃さず掴んだことで、夢を叶えることができたのでしょう。
夢を叶えた人に学ぶ、30歳を過ぎて歌手になる方法とは!?
さて、ここまで遅咲きの歌手としてメジャーデビューした人たちをご紹介してきました。
はっきり言って、このような人たちはほんの一握りしかいません。3人とも才能や能力は高かったのだろうと思います。
ですが、30歳を超えて歌手になるには、宝くじを当てるよりも強い幸運が必要だと言っても過言ではないでしょう。
ただ、それでもチャンスはあります。
本気で歌手になるにはどうすればいいか悩んでいる人は”覚悟”を決めましょう。
20歳でメジャーデビューを目指すよりも苦しく険しい道です。地獄に足を踏み入れるくらいの覚悟が必要になります。
例えば、あなたの身内で30歳フリーター歌手志望がいたらどう思いますか?正直、触れちゃいけない人に分類されるでしょう。
同級生や友人は結婚して子どもも居て、少しずつ出世もしてくる年齢です。
30歳をすぎて歌手になるには、後ろ指を差されて生きていく覚悟も必要です。
それでもどうしても歌手になる夢を捨てきれないという人にのみ、30歳を超えてから歌手になれる可能性があります。
覚悟を決めたら後はひたすら行動あるのみです。歌手になるにはどうすればいいか迷っている人は、動かなければ誰も見つけてくれません。
ひたすら名前と顔を売り続けましょう!年齢制限がないオーディションには積極的に参加しましょう。
進む道は茨の道です。きつくても苦しくても毎日活動することを辞めなければ、チャンスが巡ってくることもあります。
20歳にはない人生経験を大きな武器として、自分にしか歌えない歌を歌いましょう。
作詞作曲ができるのであれば、さらに確立は上がります。
幸い、この時代はインターネットが発達し、自由に作品を発表できる時代です。
ネット上で上手くセルフプロデュースさえできれば、見つけてもらえる可能性も上がりますよ!
歌手になるにはどうすればいいか分からない人は、ネット上で活動して有名になるというのも1つの手です。
ここまでの話はあくまでもメジャーを目指す人に向けての話です。
今の時代はメジャーではなくてもインディーズでも活躍している人が大勢います。
年を取ってからバンドをやる人、歌い始めた人なんてザラです。
歌手になるにはどうすればいいかなんて悩むより先に行動を起こす人たちもいます。
ある地方のライブハウスには50歳になって初めてギターを手にした人もいました。
子育てが落ち着いたから歌いたいと言って40歳でバンドを始めた女性もいます。
平日は仕事をしている週末バンドでも、下手なメジャーバンドより集客することもあります。
メジャーデビューするだけが音楽を続けていく道ではないのです。
音楽は何歳にもなっても続けれるものです。今は昔と違って表現の場も増えました。
30歳をすぎたからと言って諦めるのはもったいない!歌手になりたいんだったらすぐに行動を開始しましょう!
音楽をずっとずっと続けていける人が増えることを願っています。
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