「サイダーガール」の⼈気曲 炭酸系ギターロックの魅力に迫る
画像出典:https://youtu.be/pV8oRvZLbJo
2014年に結成されたロックバンド「サイダーガール」。
その名前通り、まるで炭酸がはじけたような爽やかで疾走感あふれる音楽性で、若い世代を中心に今最も注目を集めるバンドのひとつです。
邦楽ギターロックの「爽快感」の部分を極限までつきつめたサウンド、Vo.Gt.Yurinの少年っぽさを残した歌声が合わさって、「夏」や「青春」を感じさせてくれる楽曲が魅力となっています。
さらに、結成の経緯が少し変わっているのも彼らの特徴です。
サイダーガールは、元々はボカロP「ラムネ」として活動していたGt.知と、同じくボカロPの「もっふーP」として人気を集めていたBa.フジムラ、そして歌い手として人気だったYurinが集まって結成された、インターネット出身のバンドとして知られています。
各々の知名度もあって結成当初から大きな注目を集めていた彼らですが、今では正統派の邦楽ロックバンドとして人気になっています。
そんな彼らの人気曲を実際に聴いて、その魅力に触れていきましょう。
サイダーガールを代表する一曲”エバーグリーン”
2017年7月に月にサイダーガールのメジャーデビューシングルとしてリリースされた「エバーグリーン」は、彼らの代表曲として広く知られる人気曲です。
夏真っただ中にリリースされたこの曲は、彼らの一番の持ち味ともいえる爽やかさが前面に押し出された一曲となっています。
超王道の邦ロックサウンドながら、爽快感を突き詰めることで、それがバンドの唯一無二の個性になっています。
青春を感じさせる、ちょっぴり切ない歌詞にも注目です。
サイダーガールらしい疾走感”オーバードライブ”
インディーズ時代の人気曲「オーバードライブ」も、サイダーガールらしい疾走感と爽やかさが際立っているロックナンバーです。
真っすぐに突き抜けるような疾走感がありながら、リズムや曲展開は意外にもテクニカルで凝ったものになっていて、バンドサウンドとしてしっかりと聴きごたえがあります。
さらに、思春期ならではのどこまでもいけるような気がする全能感や、わけもなくあふれる焦燥感が描かれた歌詞も注目ポイントです。
涼しげなサウンドの中でも「走っていけ その限界へ」「飛んでいけ その瞬間へ」と熱いメッセージが歌われていて、聴いていると今すぐ動き出したくなるような気持ちをかき立てられます。
初期からの人気曲”ドラマチック”
サイダーガールの1st mini album「サイダーのしくみ」に収録された「ドラマチック」は、彼らの初期からの人気曲として知られています。
今と比べるとどこか若々しい部分もあって、そんな中でも彼らの最大の持ち味である炭酸が弾けたような爽快感はしっかりと表現されています。
一人の女の子を主人公に「青春」を感じさせるMVのコンセプトもこの頃から一貫していて、徹底的に自身の世界観を作り上げてきた彼らの確固たる個性を感じることができる一曲です。
初期衝動あふれる隠れた人気曲”群青”
まだ彼らの活動が始動したばかりの頃のデモに収録されたのが、この「群青」です。
サイダーガールの中でも隠れた人気曲として、初期からのファンを中心に支持を集めています。
音源としてはかなり荒々しい部分もありますが、初期衝動が全開になった疾走感や高揚感を感じられて、聴いているとなんだかワクワクさせられます。
ここからサイダーガールが始まった一曲として、最近彼らを知ったファンも是非一度聴いてみてください。
サイダーガールの新たな代表曲”約束”
2018年6月という、これから夏が始まる時期にサイダーガール3枚目のシングルとしてリリースされた「約束」は、彼らの新しい代表曲になっていくような名曲です。
彼らの武器である炭酸系ギターロックサウンドはそのままに、ギターの絡みやリズムの構成など、テクニック面でさらなる進化を感じられる一曲に仕上がっています。
衝動や葛藤にまみれて不安定でも、がむしゃらに前に進む……そんな10代ならではの気持ちを「約束」というタイトルで表現しているメッセージ性も注目ポイントで、歌詞が描く情景は、青春の疾走感を感じさせてくれます。
これからサイダーガールを代表する人気曲になっていくこと間違いなしの、夏のロックナンバーです。
どの曲にも弾けるような清涼感がつまった彼らの音楽。
甘いボーカルが描く青春の情景や軽やかなサウンドが作り出す爽快感は、とにかくひたすら「夏」を感じさせてくれます。
サイダーガールの人気曲たちを聴いて、暑い夏の空気に爽やかな風を吹かせましょう!
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