Column コラム

ライブハウス初めての出演までに覚える専⾨⽤語まとめ

バンド活動をしていくうえで、誰もが乗り越えないといけない「初めてのライブハウス出演」というハードル。

独特の雰囲気をもつライブハウス(通称:箱)のステージは、ライブ未経験者にとっては、どうしようもなく緊張する場所ではないでしょうか。

さらに、イベント当日の流れや演奏までの準備、専門用語など、分からないことだらけなのも、余計に緊張や不安を大きくしますよね。

そこで、今回はそんなライブでよく使われる「専門用語」を紹介していきます。

出演者やスタッフの中で交わされるこれらのワードの意味を押さえておくだけで、当日戸惑うことが少なくなって、緊張が和らぐこと間違いなしです。

初めてのライブを控えている人は、是非チェックしてみてください。

初めてのライブの前に…告知や宣伝で使うライブハウス用語

ライブハウスに直接電話で連絡したり、出演者を募集しているイベントに応募して初めてのライブが決まったら、まずはイベント当日までの告知・宣伝活動をすることになります。

イベント名、会場、日時、チケットの価格、対バンをTwitterで告知していくことになりますが、ここで「取り置き」「ワンドリンク」といった、ライブハウスならではのシステムを知っておかなければいけません。

「取り置き」とは、お客さんがあらかじめ出演者にチケット予約の名前と枚数を伝えておくことで、事前にチケットを受け取っていなくても、当日の受付で前売り料金で入場できるシステムのことです。

この取り置きシステムは、チケットを手売りで受け渡しすることがなかなか難しいインディーズ・アマチュアイベントで、手間をかけずに予約ができる、手軽で便利な仕組みとして活用されています。

また、ライブハウスのチケットには、チケット自体の価格に「ワンドリンク500円」が上乗せされます。

もはや当たり前になっているこの仕組みですが、なじみのない人にとっては当日「聞いてたチケット代より多くとられた!」と驚くことになるかもしれないので、あらかじめ知って、伝えておきましょう。

「取り置き」「ワンドリンク」の2つのシステムは、初めてライブハウスに出る人も仕組みをしっかり理解しておくことが大切です。

ライブハウス初心者が戸惑いやすいステージ用語

ライブハウスのステージに関する専門用語にも、初めてライブをするときにあらかじめ押さえておいた方がいいワードがいくつかあります。

まず、立ち位置に関して、客席から見てステージの右側「上手(かみて)」と、ステージの左側「下手(しもて)」という呼び方は覚えておきましょう。

また、これは主にリハーサルのときに使う用語ですが、ステージ上の出演者に全体の演奏の音を返すモニタースピーカーのことを、そのまま「返し」と呼ぶのも知っておきましょう。

ちなみに、返しのスピーカーや各アンプとドラム自体の音を合わせたステージ全体の音を「中音(なかおと)」と呼びます。

また、リハーサル用語で、リズムの軸を作る「バスドラム・スネアドラム・ハイハットシンバル」の3つを「ドラム3点」と呼ぶことを覚えておくと便利です。

リハーサルに関する詳しい話はこちら▼

● ライブのリハーサルの上手なやり方まとめ ●
http://livecong.com/column/archives/268

出演当日のイベント進行をスムーズに!スケジュール用語

ライブハウスのイベント進行に関する用語にも、初めて出る際にあらかじめ押さえておいた方がいいものがあります。

まず、会場入りして各出演者のリハーサルがありますが、これは大抵の場合、本番の出演順とは逆の順番で進行する「逆リハ」という形式で行われます。

また、リハーサルの前には自分たちの演奏曲やMCの流れをまとめた「セトリ(セットリスト)」を表に記入して、音響や照明のスタッフさんに提出しなければいけません。

そして、イベントの進行は、演奏時間や転換にかかる時間で、予定よりも多少前後します。

時間が「押している(予定より進行が遅くなっている)」のか、「巻いている(予定より早く進んでいる)」のかによって自分たちの準備の時間も変わるので、しっかり把握しておきましょう。

 

ここまで紹介した用語以外にも、「突発(とっぱつ:出番が1番目のこと)」「SE(入場時にかけてもらうBGM ※自分たちで事前にCD等を準備する)」「板付き(SEを使わず、ステージにいる状態で幕を開けてもらって、いきなり演奏をスタートさせるはじめ方)」などのワードは把握しておくと便利です。

これだけのライブハウス用語を理解しておけば、初めてライブするバンドとしては十分すぎるほどスムーズに、当日の進行についていけるでしょう。


以上、ライブハウスに初めて出るまでに覚えておきたい専門用語を、まとめて紹介しました。

どれも独特の用語ばかりですが、こういったワードを聞くだけでも、なんとなく出演者側から見た箱の雰囲気を感じられるのではないでしょうか?

ライブハウス初心者のときはどうしても緊張するものですが、真面目で謙虚に臨めば、何も怖いことはありません。

最初のライブが楽しい思い出になるように、できるだけしっかり予習・準備をしていきましょう!

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