きのこ帝国のおすすめ人気曲まとめ
画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=yBRqRAh9vJM
「きのこ帝国」は、2007年に結成された4人組ロックバンドです。
シューゲイザーやオルタナティブロックの影響を感じさせるサウンド、そしてVo.Gt.佐藤千亜妃の憂いのある歌声が特徴で、コアな音楽ファンを中心に、インディーズシーンで着実に話題を集めていきました。
名門インディーズレーベルのUK.PROJECT所属を経て、2015年にはEMIより遂にメジャーデビューを果たしました。
映画主題歌への起用などもあって、現在の邦楽ロックシーンで不動の人気を獲得しつつあります。
そんな「きのこ帝国」の楽曲の数々から、特におすすめの人気曲を紹介していきます。
初めてきのこ帝国を聴く人におすすめ”東京”
2014年10月にリリースされたアルバム「フェイクワールドワンダーランド」のリード曲となった「東京」は、きのこ帝国の中でも特に有名な人気曲のひとつです。
彼女たちらしいシューゲイザーサウンドと軽快でキャッチーなメロディが両立されたこの曲は、壮大で爽やかな雰囲気を感じさせてくれます。
歌詞ではごく普通のアパートの一室でくり広げられるような、何気ない日々の風景が描かれていて、その素朴さのなかに、ノスタルジックで儚い幸福を感じさせられます。
さらっと聴きやすく、バンドの個性もしっかり詰まったこの曲は、これから初めてきのこ帝国の曲を聴く、という方にもおすすめです。
きのこ帝国らしい疾走感のある人気曲”海と花束”
「海と花束」は、2013年にリリースされたE.P.「ロンググッドバイ」のリード曲です。
イントロからシンプルで心地いギターリフが印象的なこの曲は、ミドル~スローテンポの曲が多いきのこ帝国の中では珍しく、テンポの速いロックナンバーとなっています。
突き抜けるような疾走感の中にもしっかりと彼女たちらしいシューゲイザーテイストが込められていて、早朝の潮風を頬に浴びているような、不思議な爽快感を感じられる一曲です。
ライブなどでも人気曲となっている「海と花束」は、気持ちをすっきりさせたいときに聴くのがおすすめです。
夜に聴くのがおすすめのメロウな人気曲”クロノスタシス”
「東京」と同じく「フェイクワールドワンダーランド」に収録された「クロノスタシス」は、ここまで紹介した曲とはちょっと違った、インディーロックなどの要素を色濃く感じられる一曲です。
歌詞でも歌われているように、タイトルの「クロノスタシス」は、時計の針が一瞬止まって見える現象のことを言います。
そんな不思議な現象に感じられる、まるで時が止まったかのような奇妙な浮遊感を表現しているこの曲。
MVのように、夜の静かな街並みの中を散歩しながら聴くのがおすすめの、メロウで優しげな一曲です。
仄暗くて不穏なきのこ帝国もおすすめ”ユーリカ”
初期のきのこ帝国は、今の音楽性と比べると、マイナーテイストな曲調の作品が多くなっていました。
2013年リリースのファーストアルバム「eureka」のリード曲「ユーリカ」は、そんな時代の彼女たちを代表する人気曲のひとつです。
出だしから徹底的にキャッチーさを廃したサウンド、仄暗くどこか不気味な雰囲気は、今と比較しても、よりシューゲイザーやオルタナティブロックの色が濃くなっているのが分かります。
最近の曲から入ったという方は、初期の彼女たちの雰囲気を体感するためにも、一度聴いてみることをおすすめします。
メジャーデビュー後の新たな人気曲”愛のゆくえ”
メジャー2ndアルバムの表題曲にもなった「愛のゆくえ」。
メジャーデビュー後はやや明るめのテイストに路線変更していたきのこ帝国が、久々に直球のシューゲイザーサウンドを見せたリード曲となっています。
そんな深く歪んだギターサウンドやゆったりしたリズムの中では、耳に強く残るキャッチーなメロディが歌われていて、自分たちの個性とメジャーバンドらしいスケール感を両立した進化を感じられる一曲です。
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の主題歌にもなったこの曲は、メジャーデビュー後を代表する、新たな人気曲としておすすめです。
きのこ帝国屈指の名曲”桜が咲く前に”
「桜が咲く前に」は、きのこ帝国の記念すべきメジャーデビュー曲です。
「桜」というワードからも分かるように、春の景色と、その中でくり広げられる切ないストーリーを歌ったこの曲は、聴いていると切なさで胸がいっぱいになって、ノスタルジックな焦燥感にかられます。
春が来るたびに聴きたくなるようなバラードナンバーとして、今でもファンの間で根強い支持を集める人気曲となっています。
青春時代に思いをはせながら聴くのがおすすめの、きのこ帝国の中でも屈指の名曲です。
以上、きのこ帝国の楽曲の中から、特におすすめの人気曲を紹介してきました。
初期の作品と最近の作品ではテイストの違いもみられ、それぞれの作品に根強いファンがいます。
どの時期の曲もそれぞれ違う魅力があって、切ない気持ちのときや落ち着いた気分のとき、ちょっぴり不穏な気持ちになりたいときなど、気分に合わせて聴く作品を選びたいですね。
奥深く幅広い音楽性の中に、シューゲイザーを基調とした確かな個性をもっているきのこ帝国の作品の数々。
是非一度、じっくりとその世界観に触れてみてください!
関連するイベント・ミュージシャン