Feature 特集

テクニカルなプレイで主役を張る!邦楽界のベースヒーロー8選

ロックバンドの中で「ベース」と聞くとどんなイメージが浮かびますか?

バンドを低音から支える、縁の下の力持ち、ぶっちゃけよく聴こえない…そんな、ギターやボーカルといった目立つパートと比べると、少し地味な印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、そんなベースへのイメージを覆す「ぐいぐい前へ出てきて主役を張るベーシスト」を紹介します。

まさに「ベースヒーロー」と呼ぶにふさわしい凄腕ベーシストたちのプレイは、度肝を抜かれること間違いなしですよ!

KenKen(RIZE、LIFE IS GROOVE、etc)

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まず紹介するのは、テクニカルなプレイとド派手なライブパフォーマンスで、邦楽ロックシーンを代表するベーシストの一人となっているKenKen(ケンケン)です。

 

兄・金子ノブアキとのバンドRIZEや、ファンクバンドLIFE IS GROOVE、さらにはDragon Ashのサポートなど様々なステージで活躍するKenKenは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーを思わせるバキバキのスラップからグルーヴィーでファンキーな指弾きまで、幅広いプレイで支持されています。

 

まだ30代前半と若いことでも知られていて、過去には最年少で「ベース・マガジン」の表紙を飾るなど、邦楽ベーシスト界の期待の若手として注目を集めてきました。

 

一度その演奏を見たら、「ベースってこんなに目立つ楽器だったのか!」と、ベースへの印象ががらりと変わること間違いなしです。

KenKenに憧れるベーシストも多く、まさに「ベースヒーロー」という呼び名がふさわしい存在です。

日向秀和(ストレイテナー、Nothing’s Carved In Stone、etc)

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ストレイテナーやNothing’s Carved In Stoneのベーシストとして活躍し、「ひなっち」の愛称で親しまれている日向秀和も、日本のバンドシーンで特に人気のベーシストの一人です。

 

ロックな楽曲の中で映えるバキバキのベースサウンドがひなっちの持ち味で、独特のスタイルでくり出されるゴリゴリのピック弾きから縦横無尽にベースラインを奏でる指弾き、ここぞという場面でアクセントになるスラップまで、あらゆる奏法を駆使したパフォーマンスが人気を集めています。

 

アンサンブルを支える正統派ベーシストとしても、がっつり前に出るリードベーシストとしても魅力のベースヒーローです。

Tetsuya(L’Arc~en~Ciel)

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国内外で高い人気を誇るバンド・L’Arc~en~Ciel。

そのベーシストTetsuyaも、ベースキッズから高い人気を誇るプレイヤーです。

 

多弦ベースのフレット上を軽やかに走るような滑らかなベースプレイがTetsuyaの個性で、まるで歌うようにメロディアスなのに、全く曲の邪魔をしない巧みなベースラインを奏でることで知られています。

 

ソロプロジェクトでも活躍するなど、一バンドのベーシストの枠を超えて大きな支持を得ているベースヒーローです。

ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)

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古き良きロックンロールやファンクの要素をたっぷり感じさせるベースプレイで聴き手を魅了してきたのが、OKAMOTO’Sのベーシスト、ハマ・オカモトです。

 

聴いていて気持ちのいいグルーヴィーなベースラインが特徴で、手首を振るような独特のプレイスタイルも個性として知られています。

日本人としては初めて、名門楽器メーカーのフェンダー社とエンドースメント契約を結んだことでも話題になりました。

 

ダウンタウン浜田雅功の長男という、いわゆる「二世タレント」ですが、メジャーデビューして一定の実績を自力で積むまでは、そのことは公表されていませんでした。

亀田誠治(東京事変)

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東京事変のベーシストとして活動したほか、音楽プロデューサーとしても全国的に有名な亀田誠治。

一人のベーシストとしても、日本トップクラスの実力の持ち主です。

 

J-POPの王道を行くプレイングが特徴で、疾走感あふれるプレイからブイブイのサウンドで鳴らすファンキーなベースラインまで、主役である「歌」に徹底的に寄り添いながらもしっかりと”聴かせる”ベースで知られています。

 

プロのベーシストにも亀田誠治からの影響を公言する人は多く、まさに日本の「ベースヒーロー」の一人と言える存在です。

上ちゃん(マキシマム ザ ホルモン)

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楽曲からライブ、プロモーションに至るまで、濃すぎる個性で圧倒的な存在感を放ってきたマキシマム ザ ホルモン。

こちらの楽曲も、一見「え?これがホルモン?」と思わせる爽やかな曲から一転して、驚きの展開を迎えます。

 

そんなマキシマム ザ ホルモンのベーシスト・上ちゃんは、特に若い世代のベースキッズから高い人気を誇っています。

楽曲のボトムをしっかり支える重いベースラインからシンプルでかっこいいスラップまで、「和製フリー」と呼べるファンキーなロックベースプレイが魅力です。

田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)

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UNISON SQUARE GARDENのベーシストとして活動し、作曲家やプロデューサーとしても注目されている田淵智也。

 

正統派ギターロックな楽曲の中でうねるベースラインはもちろん、ライブでの激しすぎるパフォーマンスでも有名です。

「日本一見切れるベーシスト」という異名にふさわしい動きからくり出されるメロディアスなベースラインは、「弾いてみた動画」などのカバーでも人気があります。

 

バンドがアニメとのタイアップなどが多いことから、ネット上などのベースヒーローとして知られています。

イガラシ(ヒトリエ)

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ボカロPとして名をはせたwowakaによるバンド・ヒトリエ。

他のメンバーもニコニコ動画などの同人音楽界を主戦場に経験を積んだ凄腕揃いですが、特にベーシストのイガラシのプレイは、バキバキのサウンドからくり出される激しいベースラインで知られています。

 

新世代のベースヒーローの一人として、邦楽ロック好きなら要注目の存在です。

番外編:H.J.Freaks

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最後に番外編として、色んな意味でインターネット上で有名な超凄腕ベーシスト・H.J.Freaksを紹介します。

アニソンやボカロ曲などを中心に「弾いてみた動画」で人気のある韓国人ベーシストの彼。

トリプルプルまで用いた派手なスラップサウンドは、度肝を抜かれること間違いなしです。

 

そして、そんなテクニックと同じくらい目立つ彼の特徴は「女装で演奏動画を撮っている」という点です。

本人も「H.J.(Hentai Josou)Freaks」と名乗っているように、この女装姿、色々な意味でインパクトが大きいです。

天才と変人は紙一重と言いますが、彼はどちらかというと、その紙一重の向こう側にいる人なのかもしれません。

 

やたらとおしりを画面に向けたり無意味に足を上げるようなパフォーマンスも多く、人によっては本当に気分が悪くなるかもしれないので、閲覧は要注意です。


以上、邦楽ベーシスト界で人気のベースヒーローたちを紹介しました。

 

正統派なプレイで支持を集めるベーシストから派手なプレイングが魅力のプレイヤー、さらには少し(かなり?)奇抜で変態的な人まで、どのベースヒーローも「ベースは地味なパート」とは言わせない存在感がありますね。

 

これを機に、「ベース」というパートに注目していただけたら幸いです!

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