やさしいサウンドと牧歌的なメロディー…インディーポップバンドおすすめ5選
皆さんは「インディーポップ」というジャンルを知っていますか?
きらびやかで空間を意識したサウンドとキャッチーなメロディが持ち味のこのジャンルは、日本ではあまりなじみがありませんが、主にヨーロッパやアメリカなどを中心にインディーズ音楽界で根強い人気があります。
聴いていると和やかな気持ちになれる軽快で爽やかな音楽が多いのが特徴で、一度ハマったらついついリピートしてしまいたくなる魅力があるインディーポップ。
その魅力に触れることができる、筆者おすすめのバンド/アーティストを厳選して紹介します!
Alpaca Sports
最初に紹介するのは、スウェーデン・ヨーテボリを拠点に活動する男女2人組バンド「Alpaca Sports」です。
インディーポップの王道をいく爽快で牧歌的なサウンドとメロディは、聴いていると心が洗われるような気持ちよさがあります。
どの曲もポップソングとして純度が高く、男女ツインボーカルの優しい響きが耳に心地いい雰囲気を生み出しています。
特に代表曲「Just for fun」は、彼らのバンド名も冠するアルパカが登場するMVも合わさって、これ以上ないくらい和みますね。
Fazerdaze
ニュージーランドのAmelia Murrayによるプロジェクト「Fazerdaze」も、おすすめのインディーポップアーティストです。
ゆったりとした奥行きのある楽曲が特徴で、どこか懐かしさを感じさせるレトロでキャッチーな音楽性が魅力です。
代表曲「Lucky Girl」はクリーンで余韻の残るギターポップサウンドと甘いボーカルが軽快なリズムの上に乗って、どこか非日常的な浮遊感を生み出しています。
ニュージーランドやオーストラリアなどオセアニア地方のインディー界隈で注目を集めて、日本でも耳の早いインディーファンの間で話題を呼んでいるアーティストです。
Night Flowers
「Night Flowers」は、イギリス・ロンドンを拠点に活動する5人組バンドです。
インディーポップだけでなく、オルタナティブロックやシューゲイザー、UKロックなどを取り込んだ、センチメンタルで清々しい音楽性が特徴となっています。
軽快なリズム隊が生み出す疾走感にクリーンのギターリフがきらびやかさを加えて、そこに柔らかくてノイジーなバッキングが乗って浮遊感を生み出しています。
バンド色が強い楽曲が多いので、これまでバンドサウンドを主に聴いてきてインディーポップになじみがない方に、入門編として強くおすすめしたいアーティストです。
talk
日本からもおすすめのバンドを紹介します。熊本を拠点に活動していた「talk」です。
現在は無期限活動休止となっていますが、日本インディーシーンの中に登場した期待の大型新人として活動当時は大きな注目を集めていました。
代表曲のひとつ「A Certain Letter」は鉄琴や鍵盤のサウンドを取り込んだ甘い音色の音楽とメロディアスなボーカルが壮大な世界観を生み出していて、聴いていると優しく感情を揺さぶられます。
ボーカルKensei Ogataによるソロプロジェクトは現在も活動が続いていて、そちらも必聴です。
Hazel English
「Hazel English」は、オーストラリア・シドニー出身のアーティストです。
現在はカリフォルニアを拠点に活動して、老舗インディーレーベルから作品をリリースするなど注目を集めています。
先に紹介したAlpaca SportsやFazerdazeと通じるようなド直球のインディーポップサンドが特徴で、ハスキーな女性ボーカルがそこに大人びた色気を加えて独特の世界観を形作っています。
甘美な浮遊感が印象的で、聴いていると意識が溶けていくような心地よさを感じられます。
今のインディー音楽シーンでも特に話題になっている一人で、現代インディーポップに触れるなら一度はその楽曲を聴いてほしいアーティストです。
以上、メジャーなものからややマイナーなものまで、「インディーポップ」というジャンルの中でおすすめのバンド/アーティストを紹介しました。
分かりやすい派手さや高揚感は感じにくいかもしれませんが、じっくり聴けば聴くほど心地よさを感じられたり、休日に家で過ごすときに流して和やかな気分になりたくなるような魅力がインディーポップにはあります。
そんなやさしくて牧歌的なインディーポップの魅力を、この記事で少しでも体感していただけたら幸いです。
関連するイベント・ミュージシャン