若さとクオリティを両立した激情系ロック「WOMCADOLE」
画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=JBhhi3XlP0A
滋賀県発の4人組ギターロックバンド・WOMCADOLE。
2011年の結成以来、ものすごい勢いでライブシーンでの存在感を高めてきた彼らは、まだ弱冠20代前半という若さながら、現在の邦楽ロック界を語る上で欠かせない存在となっています。
ハイペースで作品リリースとツアーを重ねながら、これまでいくつもの爪痕を残してきた彼ら。
その楽曲は、若くて青い初期衝動の勢いをそのままに、その熱さを「音楽」としてハイクオリティに昇華させた確かな完成度を見せています。
さらに、彼らの持ち味でもある激情を爆発させたライブは、全国各地の公演でソールドアウトを連発するなど、大きな話題になっています。
まさに「ロックバンド」という呼び方がふさわしいWOMCADOLE。
その楽曲を実際に聴きながら、彼らのバンドとしての魅力を体感していきましょう!
綺麗な空はある日突然に
まず聴いてほしいのは、彼らの代表曲のひとつ「綺麗な空はある日突然に」です。
まるで小説のような印象的なタイトルのこの曲は、何かの終わりと始まりを告げるような、葛藤や希望を抱えて駆け抜けていく歌詞が印象的な一曲です。
センチメンタルなギターから幕をあけて、静かに歌詞の風景を歌い上げるVo.&Gt.樋口の歌声が印象的に響きます。
10代の焦燥を吐露したような歌はサビで一気に感情を爆発させて、聴いていると否応なしに気持ちが高ぶって、興奮せずにはいられません。
そんなロックナンバーとしての熱さの中に、「あの日のあの空」とでもいうべき景色を見せてくれるノスタルジックな雰囲気があって、一発で記憶に刻み込まれる名曲です。
アオキハルヘ
次に紹介するのは、最近のWOMCADOLEの楽曲でも特に話題になっているキラーチューン「アオキハルヘ」です。
再生して10秒で分かりますが、曲の開始からフルスロットルで走り始めるド直球の正統派ロックソングとなっています。
サビからはじまる曲展開は、思わず「ずるい!」と言ってしまいたくなる迫力でいきなり聴き手を高揚感の中に放り込みます。
そこから息継ぎのようにサウンドが伸びて、また疾走を始めるイントロは、一発でつかんだ聴き手の心をそのまま一曲の中にさらっていきます。
そこまで聴いたら、あとはもう曲に聴き入らずにはいられません。
そんなアップテンポの曲調の中で歌われるのは、「3年」という期限つきの青春時代の中で愛した人への想い、その人を愛した日々の記憶です。
迫真のメロディや樋口のハスキーなボーカルも相まって、独特のノスタルジーを生み出しています。
大人になっていくWOMCADOLEが過ぎ去ってしまった青春の日々に捧げたような、鮮やかな「アオキハル」を描いた名曲です。
人間なんです(LIVE VIDEO)
WOMCADOLEを語る上で、そのライブの魅力に注目しないことはあり得ません。
楽曲のクオリティの高さはもちろん、彼らはそのライブの迫力で多くのファンをつかんできた生粋のライブバンドでもあります。
そんな彼らのライブビデオを見てみると、まずはその演奏力の高さに驚かされます。
画面越し、イヤホン越しでも伝わってくるその緊張感と高揚感は、全国各地の公演がソールドアウトしていることに説得力をもたせています。
そして、演奏やパフォーマンスのクオリティはもちろん、単に技術的な視点では語り切れない「熱い」という感想が漏れます。
まさに「魂を燃やしている」と思える迫真のライブ模様で、画面から熱気が伝わってきます。
「これを生で、目の前で目撃したら、どれだけ興奮できるんだろうか」、そんな想像をせずにはいられません。
以上、WOMCADOLEの魅力を、MVやライブビデオを通して紹介しました。
若さも経験も希望も葛藤もノスタルジーも全て詰め込んだ激情で、聴き手の心をまっすぐに揺さぶり、掻きむしってくる彼らの音楽。
そのパワーは、まだ20代前半とは思えない説得力で大きなインパクトをもってぶつかってきます。
その魅力を一番体験できるのは、なんといっても目の前でその熱量を受け取れるライブです。
全国各地を積極的に回り続ける彼らのライブは、機会があればぜひ一度目撃してみてください。
間違いなくこれからの邦楽バンドシーンの1ページになっていくWOMCADOLEは、「ロックバンド」が好きな人なら必見の最重要ニューカマーです。
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