「Tunecore Japan」で誰でもオリジナル曲を投稿して販売できる時代に
音楽の鑑賞方法としてCDやiTunesなどのデジタル販売はだんだん需要が縮小して、Apple MusicやSpotify、LINE MUSICなどの「ストリーミングサービス」が主流になってきましたよね。
たくさんの音楽作品が定額で聴き放題になるストリーミングサービスですが、実は誰でも簡単に自分のオリジナル曲を投稿して配信できるって知っていましたか?
今回は、自主製作で活動しているインディーズアーティストでも簡単に音楽をストリーミングサービスに登録できる画期的なサービス「Tunecore Japan」を紹介します!
オリジナル曲を手軽に販売できる”Tunecore Japan”とは
「Tunecore Japan」は、音楽作品をiTunesで販売したり、ストリーミングサービスで配信したりするための手続きを代行してくれるWEBサービスです。
アカウントを作り、オリジナル曲の音源データやジャケット画像を準備して作品を投稿するだけで、誰でも簡単に自分の音楽を販売・配信できます。
必要経費はシングルなら1曲1500円ほど、アルバムなら1枚5000円ほどの年間配信手数料のみ。
最初に手数料さえ払えば、iTunesで購入されたり、ストリーミングサービスで再生されたときの収益は100%アーティストに還元されます。
投稿したオリジナル曲は、iTunesやレコチョクといったデジタル販売サービスや、Apple Music、Spotify、Amazon Musicといったストリーミングサービスなど、主要なものからややマイナーなものまで数十のサービスに配信できます。
作品ごとにどのサービスに配信するかを選べるので、配信先を絞って登録することも可能です。
配信先の国は180か国以上なので、Tunecore Japanでオリジナル曲を配信すれば、まさに「世界デビュー」を果たしたことになりますね!
Tunecore Japanに投稿するときの注意点
誰もがストリーミング配信で世界デビューできるTunecore Japanですが、いくつか注意点もあります。
まず、当然ですが、配信して収益を受け取れるのはオリジナル曲のように「自分に著作権がある作品のみ」です。
他のアーティストのカバーなどを勝手に投稿・配信することはできないので、注意が必要です。
また、配信期間は基本的に1年単位ですが、配信の途中でそれを停止することは原則できません(止むを得ない理由がある場合は、Tunecore Japanの問い合わせフォームから停止を求めることも可能)。
配信を始めるときは、オリジナル曲の作品内容や投稿のタイミングなどに注意しましょう。
オリジナル曲を配信するメリット・デメリット
最後に、楽曲をストリーミングサービスに投稿し、配信することのメリット・デメリットも少し考えてみましょう。
オリジナル曲を配信する最大のメリットは、「ストリーミングサービスを利用している人になら、場所を問わず聴いてもらえる」ことです。
CDを買ってもらわなくても、アーティスト名や作品名を検索してもらえれば、自分の音楽を知ってもらえます。
SNSなどで作品を宣伝するときも、「CDを買ってください」というより「ストリーミング配信しているので聴いてみてください」という方が、聴いてもらえる確率は高いのではないでしょうか。
一方で、「CDを買わずに作品を聴けてしまう」というのはデメリットにもなり得ます。
ストリーミングでオリジナル曲を何度か聴かれておしまい、となると、CDを買ってもらうよりアーティストに入る収益ははるかに少なくなります。
ですが、インディーズアーティストなら誰もが経験があると思いますが、特に通販などではなかなかCDは「売れない」ですよね。
CDが一番売れるのは、おそらくライブ会場などで「アーティストと実際に会って、その演奏を観たあと」ではないでしょうか。
CDの「ライブの思い出を持ち帰るためのファングッズ」としての役割が大きくなっている以上、ストリーミング配信はインディーズアーティストのCD売上の痛手にはあまりならないかもしれません。
むしろ、お手軽にオリジナル曲を聴いてもらうことで、ライブに足を運んでくれるお客さんをさらに増やせる可能性もあります。
また、全部の曲を聴き放題にしなくても、「アルバムから一部の曲だけ配信」「過去の作品だけ配信」といった選択もできます。
宣伝と収益のバランスを考えながら、自分の活動にあった配信スタイルを考えてみましょう。
ストリーミングサービスをはじめとしたWEBサービスのおかげで、音楽活動の形はどんどん新しくなっています。
誰もが自分のオリジナル曲を投稿し、低価格でネット配信できる時代が来るとは、10年前は誰も予想できなかったのではないでしょうか?
ぜひ「Tunecore Japan」を利用して、あなたの作品を全国・全世界の人に聴いてもらいましょう!
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