Feature 特集

新世代の人気「ボカロP」ランキング

合成音声ソフト「ボーカロイド」をボーカルに使って曲を作る「ボカロP」。

米津玄師(ハチ)やヒトリエのwowakaなど、ボカロP出身の有名アーティストも続々と出てきていますよね。

 

元祖ボーカロイドとも言える初音ミクが生まれて10年以上が経ちますが、「ボカロ音楽」の人気は衰えることなく、たくさんのクリエイターが次々に作品を生み出しています。

 

今回はその中から、最近になって人気を増してきた新世代の人気ボカロPたちを、独自のランキング形式で紹介します!

5位:カンザキイオリ

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最初に紹介するのは、ここ最近で一気に注目度を高めてきた新進気鋭のボカロP、「カンザキイオリ」です。

2017年8月に投稿された「命に嫌われている。」がスマッシュヒットを記録したことで、新世代の人気ボカロPの仲間入りを果たしました。

 

カンザキイオリの楽曲の一番の特徴は、圧倒的なメッセージ性をもった歌詞です。

まるで詩を読んでいるような気分になる言葉の波が感情を揺さぶってきて、鬼気迫る迫力があります。

本人も公言しているように、amazarashiの影響を強く感じさせる音楽性で、メロディアスな歌メロが曲のメッセージ性をさらに際立たせています。

 

白い背景に歌詞の文字が流れていくシンプルな映像も、一切の無駄なく曲の言葉を伝えていて印象的です。

4位:こんにちは谷田さん/キタニタツヤ

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第4位にランクインしたのは、ボカロP以外にアレンジャーやサポートミュージシャンとしても活躍している「こんにちは谷田さん」です。

最近は本名の「キタニタツヤ」名義で、和田たけあき(くらげP)やn-bunaのバンド編成のベーシストとしても注目を集めています。

 

ボカロPとしてはオルタナティブロックを基調に、ポストロックやシューゲイザーなどの幅広い音楽性で人気になっています。

ゴリゴリのロックサウンドが特徴的で、特に本人のメイン楽器でもあるベースと、生演奏かと思うほどのハイクオリティなドラムの絡みが曲に圧倒的な迫力を生み出しています。

 

ボーカロイドは鏡音リンを使うことが多く、鋭いサウンドの曲にソリッドなリンの歌声がマッチして、聴いていると抜群にテンションが上がります。

 

まるで文学小説のような難解な言葉選びが印象的な、独特のテイストの詞世界にも注目です。

3位:ぬゆり

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3位に選ばれたのは、打ち込み系サウンドと独特な世界観が人気の「ぬゆり」です。

ローテンションで暗めの曲調とダンスビート風のEDMサウンドが化学反応を起こして、唯一無二の雰囲気を生み出しています。

 

世の中を皮肉って笑ったり、やるせない気持ちを描いているような、シニカルな歌詞も魅力のひとつです。

 

音と言葉の組み合わせが絶妙で、そこから生み出されるダウナーな空気感にいつまでも浸っていたくなります。

その個性は、最近の人気ボカロPの中でも特に際立っています。

2位:はるまきごはん

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2位にランクインしたのは、作品の圧倒的すぎるクオリティで話題沸騰中の「はるまきごはん」です。

エモーショナルなロックから、ミドルテンポのダークファンタジーな楽曲まで、完成された世界観の音楽で人気を集めています。

 

さらに、曲だけでなく、イラストや動画まで自身で手がけているのもはるまきごはんの特徴です。

いわゆる「絵師」や「動画クリエイター」としてもトップクラスの実力を持っていて、曲と合わさったアニメーション形式の動画自体が、ひとつの物語を描いた映像作品として見ごたえがあります。

 

多方面の才能にあふれたはるまきごはんは、今後さらに活躍の場を広げていくこと間違いなしです。

最近のボカロPの中でも、間違いなく最重要クリエイターの一人でしょう。

1位:バルーン/須田景凪

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最後に1位として紹介したいのが、現在のボカロ界の最前線を走っている「バルーン」です。

 

ギターロックを基調としたバルーンの楽曲は、キャッチーで耳にすんなり入ってくる一方で、異世界に迷い込んだような不思議な雰囲気もあります。

その音楽性は、どこか米津玄師のボカロP(ハチ)時代を彷彿とさせます。

 

イラストレーターとしてTwitterなどで人気の「アボガド6」と毎回コラボした映像も合わさって、アップテンポながらどこかミステリアスなのがバルーンの曲の人気の理由ではないでしょうか。

 

 

さらにバルーンは、最近では本名の「須田景凪(すだけいな)」名義でシンガーソングライターとしても活動をはじめました。

ハスキーな本人の歌声も、独特の世界観とマッチしていて魅力的です。

 

「ボカロ音楽」というジャンルの中だけにとどまらず、一人のアーティストとして活躍するバルーンは、ここ最近のネット音楽シーンのトップに立つ存在といえます。


以上、ここ最近人気を集めている新世代のボカロPたちをランキング形式で紹介してきました。

 

映像やイラスト面でもマルチな才能を発揮したり、アレンジャーやサポートミュージシャン、シンガーソングライターとしても精力的に活動したりと、「ボカロP」という枠をこえて活動する例が多いのが、最近のボカロシーンの特徴でしょうか。

 

また、「ボカロ=テンポが速くて音数の多いサウンド」というステレオタイプなイメージとは違った、幅広い曲調の作品が人気になっているのもここ最近見られる傾向ですね。

 

ジャンルレスに良作が作り出されている現在のボカロ音楽界。毎日のように生まれる新世代のボカロ曲にふれて、あなたのお気に入りのボカロPを探してみてください!

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