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ネットでもリアルでも活躍!「ボカロP」出身バンド一覧

初音ミクや鏡音リン、音街ウナといった合成音声ソフト「ボーカロイド」。

そんなボーカロイドたちに歌を歌わせた音楽作品「ボカロ曲」は、中高生などの若い世代を中心に今でも人気ですよね。

 

そんなボカロ曲を作るクリエイターたちは、ボーカロイドのプロデューサーということで「ボカロP」と呼ばれています。

基本的にはインターネット上での活動がメインのボカロPたちですが、なかにはネットの世界だけにとどまらず、自ら楽器を手に音楽活動をしている人もいます。

 

今回は、そんな「ボカロP」出身のメンバーが在籍しているバンドを紹介していきます!

ヒトリエ

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ボカロP出身者がいるバンドといえば、まず一番名前が挙がるのが、この「ヒトリエ」です。

ボカロ音楽の黎明期を代表するボカロPの一人、wowakaがはじめたバンドということで、結成当初から大きな話題になりましたよね。

 

「ボカロ音楽=アップテンポで激しいサウンド」というイメージができるきっかけにもなったwowakaの音楽性は、バンドでも発揮されています。

wowakaらしいハイスピードな曲調に、こちらもニコニコ動画の「弾いてみた」などで活躍してきたメンバーたちが鋭いアレンジを加えて、いい意味でボカロらしさとバンドらしさを両立した世界観が生まれています。

CIVILIAN(ex.Lyu:Lyu)

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次に紹介するのは、長い間「Lyu:Lyu」として活動して2016年に改名した「CIVILIAN」です。

CIVILIANのギターボーカル・コヤマヒデカズは、元々はボカロPの「ナノウ」としてネット上で人気を博しました。

「踊ってみた」などの二次創作でヒットした代表曲「ハロ/ハワユ」などは、ボカロ音楽が好きな人なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ボカロPとしては重たいゴシックロックからポップな曲まで幅広い音楽性で知られていたナノウですが、CIVILIANではストレートで熱いオルタナティブロックを聴かせてくれます。

仄暗くてシリアスな世界観に注目です。

コンテンポラリーな生活/ネクライトーキー

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明るくてあっけらかんとした爽やかさの中に、思春期の葛藤や悩みを込めた青春パンクロックな世界観で大人気になったボカロP、「石風呂」。

 

そんな石風呂こと朝日廉は、3ピースバンド「コンテンポラリーな生活」のフロントマンとしても知られています。

音楽性も似ているので、石風呂のボカロ曲が好きな人ならきっとハマってしまいますよ。

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さらに、朝日廉は2017年から、新バンド「ネクライトーキー」のギタリスト・コンポーザーとしても活動しています。

メンバーはコンテンポラリーな生活の3人にギターボーカルとして「もっさ」が加わった編成になっていて、あどけない女性ボーカルがポップなギターロックの世界にぴったりマッチしています。

ハイペースで作品リリースやライブを行うなど精力的に活動しているネクライトーキーにも、これから要注目ですね。

ヨルシカ

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2010年代後半を代表するボカロPの一人、n-buna(ナブナ)。ギターロックを基調にしたサウンドと切なくてノスタルジックな歌詞の雰囲気は、現代ボカロシーンの中で絶大な人気を誇っています。

 

そんなn-bunaは、2017年からバンド「ヨルシカ」を始動して注目を集めました。

コンポーザーとして作曲を手がけるn-bunaの世界観はそのままに、ボーカルsuisのハスキーな歌声が楽曲をタイトに支えて、n-buna名義のボカロ曲とは違った魅力があります。

 

同じくボカロPとして人気のキタニタツヤ、元my first storyのドラマーMasackなど、演奏を支えるサポートメンバーにも注目です。

サイダーガール

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そのバンド名の通り、まるで炭酸がはじけたような爽やかな楽曲が魅力の「サイダーガール」。

実は彼らも、ギターの知が「ラムネ」、ベースのフジムラが「もっふーP」というボカロPとして活動していた、「ボカロP出身バンド」です。

 

ボーカルのYurinもニコニコ動画で歌い手として有名になっていて、今でも歌い手の作品にゲストボーカルとして参加するなど、ネット音楽界でも活躍しています。

ボカロPが取り払っていく「バンド音楽」と「ボカロ音楽」の壁

「ボカロ曲」というと、インターネット文化の中だけで流行っているもの、いわゆる「オタク向けの音楽」というイメージが長くついていました。

「ボカロ」というワードだけで苦手意識をもつ人も多く、バンド音楽などのメインストリームとは長い間壁にはばまれていたように思えます。

 

ところが、wowakaやコヤマヒデカズ、ソロアーティストでは米津玄師などの「元ボカロP」のアーティストが登場して、彼らをきっかけにボカロ音楽に触れる人も多くなりました。

その結果、前ほどはバンド音楽とボカロ音楽の間に壁はなくなったのではないでしょうか。

 

さらに、ここ最近になって米津玄師やwowaka、ナノウがボカロ曲の新作を公開したことも話題になりました。

これから先、「ボカロ曲」に対するイメージはまた変わったものになっていくのではないでしょうか。


いかがでしたか?

 

意外とたくさんいるボカロP出身者のバンド。

今回は特に有名なバンドを紹介しましたが、探してみると、ボカロPとバンドマンを両立させながら活動している人は意外と多くいます。

 

インターネットとライブハウスシーン両方で活動の場を持つ、というのは、もうあまり珍しいことではなくなりつつあります。

ボカロPとしてもバンドとしても活動する人が増えることで音楽シーンがどう変化していくのか、楽しみですね!

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