邦楽ダンスミュージックおすすめ5選
”ダンスミュージック”という言葉を聞いた時どういった印象を受けますか?不良っぽい?パリピ?クラブ?なんとなくワイワイウェイウェイやってそうなイメージですよね。
しかし!近年では一般層にも4つ打ちの楽曲が大流行中です。インディーズロックでもとりあえず4つ打ちやっとけば盛り上がるからオッケーみたいな風潮がありますね。
そんな追い風を受けてか、”Dance Music”というジャンルは昔と比べると一般層へと広く普及し、市民権を得てきつつあるのです!
今回はこれからダンスミュージックを聞こうとしている方に”入門編”として有名で人気の楽曲を5曲ご紹介します!
R.Y.U.S.E.I./三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
言わずと知れた邦楽ダンスミュージックの最高峰とも言っても過言ではない楽曲。
youtubeの再生回数は脅威の1億回再生突破。
間奏で取り入れられているダンス”ランニングマン”が男女問わず流行し、社会現象となりました。
この曲の素晴らしい点は”さあ!今からサビが始まりますよ!ブチ上がれ!”と言わんばかりの王道EDMというところです。
三代目が好きな人も、そうじゃない人もこの曲を聞けば体を揺らすこと間違いなしです!
ワンルーム・ディスコ/Perfume
邦楽ダンスミュージックを語る際に欠かせないのはPerfume。
Perfumeの楽曲を手がける音楽プロデューサー中田ヤスタカは日本のEDM界において最重要人物の1人でしょう。
この楽曲はまず、これぞEDMといったド派手なイントロから始まります。
そこからの”ディスコ ディスコ ワンルーム・ディスコ”と可愛らしいメロディラインのコントラストにグッと惹き込まれますね。
ワンルーム・ディスコとは、一人暮らしのワンルームの部屋のことを言っていて、新生活に対しての不安や希望を歌った春らしい曲です。
爽やかだけど、EDM特有の音運びやノリも素晴らしい1曲です。
STAY TUNE/Suchmos
CM曲にも抜擢され、異例のロングヒット中のSTAY TUNE。
歌っているのは神奈川県出身の6人組バンドSuchmosです。
EDMと言えば、シンセバリバリの打ち込み4つ打ち低音ベースブンブンみたいなイメージを持っている人も多いでしょう。
好きな人は好き、だけど嫌いな人はとことん嫌いなのがこのジャンルの難しいところです。
そんな中、Suchmosは見事、オシャレで都会的な音楽を作り上げ、邦楽ダンスミュージックに新たな風を吹かせています。
決して激しく踊らせるバンドではないですが、曲を聞いていると自然に体を動かしたくなります。
ライブハウスもクラブも嫌いだけど音楽は好き、そんな人たちのための”Dance Music”をSuchmosは提供しているのです。
文学的でシニカルな歌詞もまた、かっこいいですよね!
PERFECT HUMAN/RADIO FISH
紅白歌合戦にも出演するほど、2016年にブレイクしたEDMです。
元々はお笑い芸人のオリエンタルラジオがネタの一環として披露した楽曲ですが、瞬く間に大人気になりましたね!
正直、数年前に流行した”江南スタイル”にかなり似ています。江南スタイルを日本人向けに分かりやすくアレンジしたような楽曲です。
しかし、EDMとしての出来がよく、普通に楽曲としての完成度が高いこともあり、聞いたらノリノリで体を揺らすことができますね。
藤森慎吾のラップも意外にまともというか、かなりしっかりビートを刻んでいます。
EDMの入り口となるような楽曲を提供したRADIO FISH。邦楽ダンスミュージックに興味を持たせただけでも功績はでかいです。
PPAP/ピコ太郎
2016年もっともブレイクした楽曲!?と言えばペンパイナッポーアッポーペンでお馴染みのピコ太郎のPPAPでしょう。
ペンをAppleやPineappleに突き刺すシュールな絵面も確かに面白いのですが、評価すべきは卓越したリズム感と言葉選びです。
少し気が抜けるような昔のゲーム音楽みたいなピコピコ音=8bitサウンドを用いていますが、これらの音を上手く使って1つの楽曲として完成させています。
ヒップホップ界隈では名音源と呼ばれるRolandのリズムマシン、TR-808のカウベルの音を用いてるのも評価が高いですね!
ピコ太郎はブレイク前にリミックスをやっていたりと、意外にもガチの音楽人だったんです。
分かりやすく、誰でも覚えて真似して踊れるそんなEDMがPPAPなんです。
ここまで世界的にブレイクして日々多くの人が真似して躍っていることからも、ある意味では邦楽最強のダンスミュージックかもしれませんね。
筆者が独断と偏見で選んだ人気曲5曲、いかがでしたでしょうか。
そもそも、ダンスミュージックというジャンルに関してよく分からないという人たちが大半だと思います。
このあたりのジャンル分けの定義はかなり難しいのですが、”聞いていて踊りたくなれば”Dance Music”という大雑把な定義を提唱します。
もう少し具体的に言うと、バスドラムの4つ打ちを採用している楽曲はダンスの要素を持っている曲だと言えるでしょう。
このような話があります。
ある保育園でDJが通常の楽曲を流しても子どもたちはあまり反応しなかったのに対して、4つ打ちの楽曲を流したところ、狂ったように踊りだしたそうです。
きっと、我々人間は4つ打ちが遺伝子レベルで好きなのかもしれませんね。
日本人は特に”祭”の文化を持っているので、太鼓や音頭など、ことあるごとに音楽に合わせて体を揺らしてきました。
だからこそ、日本語の邦楽ダンスミュージックが流行する土壌があると思います。
まずはここから聞き始めて、どんどんメジャーからマイナーまでたくさん曲を聞いてみてくださいね!
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