己龍「月下美人」がインディーズ売上ランキング1位!
V系ロックバンド己龍「月下美人」がインディーズオリコン売上ランキング1位を獲得しました。
今回は、今絶大な人気を誇る彼らの魅力を様々な角度から掘り下げていきたいと思います。これを読めばあなたもきっと興味が湧くはず!
己龍ってどんなバンド?
ファンの方には大変申し訳ないのですが、はじめて「己龍」という名前に触れる方により興味を持ってもらうために、少しだけバンドの初歩的な情報をご紹介しておきたいと思います。
己龍(きりゅう)は、2007年に結成した「和製ホラー」をコンセプトに活動している5人組のV系インディーズバンドです。
2009年までは自主レーベルで活動していましたが、その後B.P.RECORDSというV系バンド系のレーベルに所属することになりました。己龍(きりゅう)の他にはコドモドラゴン、Royzなどが所属しています。
順調に人気を伸ばしていき、2015年にはインディーズとしては実現がなかなか難しいと言われている武道館でのコンサートを成功させています。
また2016年には、日本最大級のV系ロックバンドフェス「VISUAL JAPAN SUMMIT」にも出演しています。
今回の「月下美人」だけでなく、これまでも数々の楽曲で記録的な売上を達成しており、今インディーズで最も勢いのあるビジュアル系バンドです。
己龍の人気の秘訣は?
さて、己龍の基本情報がわかったところで、彼らがなぜ今こんなに人気なのか、その魅力についても掘り下げていきたいと思います!
楽曲の特徴は唯一無二の和製ロック
今回「月下美人」がオリコンインディーズ売上ランキングで1位を獲得しましたが、これは今に始まったことではなく、彼らが出す楽曲は軒並み売上ランキングで上位に入っています。
己龍の楽曲の特徴は、「Rock」と「和」がまさに融合しているところにあります。
Rockのテイストでありながらそこには和笛や琴の楽器音も取り入れられており、和の妖艶な雰囲気を醸し出しているという、聴く人を思わず引きつけてしまうサウンドとなっています。しかも演奏技術がすこぶる高く、V系をある種バカにしている人たちにも訴求できる高い音楽性を兼ね備えています。
1回目は正直「何だコレ?」という感想を持つ方も多いかもしれません。しかし何度か聴いてみてください。己龍の独特な世界観にはまってしまう自分に気づくはずですよ。
以下はインディーズ売上ランキングで1位を獲得した「月下美人」の動画です。ぜひ聴いてみてくださね。
歌詞は誰もがその意味を知りたくなる日本語
歌詞については、だいたいのロックバンドが使いがちな英語詞を避け、ほとんどが日本語、しかもかなり解釈が難しい古風且つ文学的な表現を全面に押し出した歌詞です。
インターネット上にはよく、彼らの歌詞の意味を議論し合う場が上がっており、こういったところはWebの特性をうまく活用した己龍ならではのマーケティング手法かもしれませんね。
以下のサイトに月下美人の歌詞が載っているので一度見てみてください。 あなたはこの歌詞から何を思うでしょうか?
http://rocklyric.jp/lyric.php?sid=167834/%E6%9C%88%E4%B8%8B%E7%BE%8E%E4%BA%BA/%E5%B7%B1%E9%BE%8D
Web上でのファンとのコミュニケーション
さらにWebという観点でいうと、彼らはYouTubeなどを活用し、振り付け指導や演奏指導などの動画をアップすることでファンとの積極的な交流を図っています。
このようなこともコアなファンをつかむことができる大きな理由かもしれませんね。
「和製ホラー」をコンセプトにしているだけ、やはり楽曲はかなり濃いものが多いです。
しかし上記のYouTubeなどにおけるトークなどはとてもフランクで、そんなギャップもファンの心をつかむ一つの要因となっているのかもしれませんね。
衣装にはそれぞれのテーマカラーが
衣装も独特でメンバー1人ひとりがテーマカラーを持っています。
これはわかりやすい例でいうと、ももクロスタイルのような感じですね!
インディーズとして数々の売上ランキング上位を誇る実績
己龍は今回の「月下美人」だけでなく、過去にも多くの楽曲でインディーズ売上ランキング1位を記録しています。
それはもう、とんでもない勢いです。
以下は1位を記録したものです。
- 2009年10 「月ノ姫」
- 2010年6月「水無桜」
- 2010年10月「屡流」
- 2011年7月「鬼祭」
- 2011年10月「叫声」
- 2013年2月「悦ト鬱」
- 2013年5月「愛怨忌焔」
- 2013年11月「アカイミハジケタ」
- 2014年11月「天照」
- 2015年4月「九尾」
そして今回、2016年11月23日発売の「月下美人」も売上ランキング1位です。
単純に数も多いですが、リリースとリリースの間がほんの数ヶ月しか空いていないというのがまたすごいですよね。
ちょっと己龍に興味が出てきたというあなたに
今回の記事を読んで、また「月下美人」の動画を見て、己龍に興味が湧いてきたというあなた。
彼らのエンターテインメント性を楽しむためには、楽曲を聴くのはもちろんですが、ぜひ一度ライブに行ってみてください。
彼らのライブは、はじめて行った人も何度も行っている人も分け隔てなく楽しませてくれます。
その前に少しだけ、YouTubeで振り付けなどを勉強してからライブに行ってみてください。
きっとそれだけで何倍も楽しい時間を過ごせると思いますよ。