CM曲で話題のSuchmosを紹介!”LOVE&VICE”の'STAY TUNE'
Suchmosが2016年1月にリリースした”LOVE&VICE”が、発売から約1年経っているのにも関わらず、今週のインディーズチャートで7位に浮上しています。
その理由には、Honda VEZELのテレビCMに”LOVE&VICE”に収録されている'STAY TUNE'が採用されたことが挙げられます。
Suchmosというオシャレ楽曲集団
”LOVE&VICE”がロングヒット中のSuchmosは神奈川県出身の6人組のバンドです。
ロック、ジャズ、ヒップホップなどのブラックミュージックに影響を受けたという彼らの楽曲は一言で言うと”オシャレ”。
それぞれのジャンルの持ち味を存分に引き出して、上手く現代的に融合させているのが特徴ですね!
バンド名の由来はルイ・アームストロングの愛称であった”サッチモ”からきてることもまた彼らの音楽性を表しています。
彼らのようなバンドは、ライブハウスだけではなく、クラブでも聞きたくなりますね!BGMとしても最適で、バンドとして強いパターンです。
そんなSuchmosは2013年に結成、翌2014年にはフジロックの”ROOKIE A GO-GO”に出演し、トリを務めました。
活動開始から間もなく、一気にインディーズシーンを賑わせた彼らですが、さらに大きな転機が訪れます。
2016年9月8日から放送を開始したテレビCMに、彼らの楽曲'STAY TUNE'が採用されたのです。
インディーズの可能性を広げたSuchmos
インディーズバンドを愛して止まないLiveConG<ライブコング>の読者の皆さんなら疑問に思ったことがあると思います。
「どうしてインディーズバンドの曲をあまりテレビで流さないんだろう?」と。
その答えは単純に、テレビと広告代理店、事務所が推しているいわゆる”メジャー”のアーティストにしか光が当たらないからです。
インディーズバンドがテレビに出演するなんて、深夜番組ぐらいしかあり得ないですよね。
ましてや、ゴールデン帯のCMに楽曲が採用されるなんて夢のまた夢の夢のような話です。
しかし!そんな夢のような話を実現させる快挙を成し遂げたのが、Suchmosの2nd E.P.”LOVE&VICE”収録曲の'STAY TUNE'です!
インディーズバンドでも光を浴びることができる!そう証明してみせたのです。
どうして、今回のCMに彼らの楽曲が採用されたのでしょうか?
CM曲'STAY TUNE'の魅力
'STAY TUNE'はEDMというほどイケイケでもなく、ラップというほどヤンキー感もなく、ロックと言うほど激しくない楽曲です。
歌詞は攻撃的かつ、2016年に生きている東京人の心に突き刺さりそうなくらい鋭いのに、どこか文学的。
様々なジャンルを融合させるのが得意な彼ららしい楽曲になっています。"LOVE&VICE"の他の収録曲も独特の雰囲気をまとっています。
ライブハウスの激しさが好きではなく、クラブに行くほどチャラくないお洒落なお姉さんたちに似合いますね!
Stay tune in 東京 Friday night
Oh Good time 癒えない like The “Dead rising” soon
日本語と英語を絶妙に組み合わせた歌詞もまたかっこよさ、魅力の1つです。
ブランド着てるやつ もう Good night
Mで待ってるやつ もう Good night
頭だけ良いやつ もう Good night
広くて浅いやつ もう Good night
東京のようなUrban Cityに居る人間に対して一石を投じるような言葉を私たちに投げかけています。
アンダーグラウンドなラップシーンでこのような歌詞をよく見かけますが、Suchmosの楽曲に合わさると凄くオシャレに聞こえるのが不思議ですね。
そんな現代的な楽曲の雰囲気が、幻想的かつアーバンな街で車が走るこのCMに非常にマッチしています!
CMはこちらからご覧ください!
http://www.honda.co.jp/movie/201609/vezel01/index.html
Suchmosの今後
'STAY TUNE'が話題になり、“LOVE&VICE”がロングヒットしたことで、日本の音楽シーンに旋風を巻き起こしているSuchmos。
インディーズバンドでもCMに楽曲が採用される!といった強烈な成功事例も作り上げました。
彼らが今までバンドに興味がなかった層をファンとして取り込みながら、インディーズ界隈を盛り上げていくことに期待しています!