名門レーベル"残響レコード"おすすめバンド

画像出典：https://youtu.be/FY_wQX6u_AE

2004年に設立されたインディーズレーベル「残響レコード」は、日本の邦楽ロックシーンを語る上で欠かせない存在です。

ポストロックやエレクトロニカなどの少しコアなジャンルを中心に、多くの実力派アーティストを発掘・輩出する名門レーベルとして、音楽ファンの間で広く知られています。

現在はメジャーシーンの第一線で活躍するバンドも数多く在籍してきて大きな注目を集め続けています。

そんな残響レコードの中からおすすめを紹介していきます。

2004年から活動を続けて、現在は日本のオルタナティブ・ポストロックシーンを代表する存在になっている4人組インストバンド「te’」。

元々残響レコードは、このte’が店舗限定で流通したファーストシングルが大きな反響を集めたことがきっかけになり、その作品をより広く流通させるために設立されました。

te’のギタリスト河野章宏はレーベルの代表を務めるなど、運営面にも深くかかわっていて、まさに「残響レコードといえばte’」と言えるバンドではないでしょうか。

エモーショナルな轟音が生み出す、硬質なポストロックの世界は必聴です。

緻密に計算されたアンサンブルで幾何学的な音像を作り出し、ポストロック・エレクトロニカの界隈で話題を集め続けているハイスイノナサ。

現在は新メンバーも加入し、8人編成という大所帯で活動しています。

2009年から残響レコード内のレーベルunder_barに所属していて、こちらもte’と並んで残響を代表するバンドと言えるでしょう。

どこか幻想的で無機質な世界観は、ピリッと張り詰めた心地いい緊張感を感じられます。

2014年まで残響レコードに所属していた女性ボーカルバンド、chochou merged syrups.。

2015年にはインペリアルレコードよりメジャーデビューを果たし、それまでも数多く輩出されてきた残響出身メジャーバンドのひとつとなりました。

残念ながらメジャーデビュー後の2016年に解散してしまいましたが、サウンド全体がひと固まりになって迫ってくるようなエモーショナルさとキャッチーなメロディは、今聴いても感情をぐいぐい揺さぶられます。

現在はビクター・エンタテインメント内のレーベル「SPEEDSTAR RECORDS」に所属して、メジャーシーンの第一線で活躍しているポストロック、雨のパレード。

彼らが注目されるきっかけになったのが、2014年の残響レコードからのインディーズリリースでした。

ここ最近の作品はエレクトロニカなど打ち込みサウンドの要素が強くなっている彼らですが、残響所属時はギターフレーズや変拍子のリズムなど、よりバンドサウンドが強調された音楽性になっているのが特徴です。

2001年から活動し、海外で大きな人気を集めているイギリスのポストロックバンド、65daysofstatic（65デイズオブスタティック）。

これまでサマーソニックに出演したり単独来日も果たしたりと、日本でもコアな音楽ファンの注目を集めてきました。

そんな彼らは2006年から2013年まで残響レコードに所属し、活動のサポートを受けていました。

轟音ギターを中心とした独特の音像、聴いているとどこまでも深く沈んでいくような奥行きの深い世界観は、心地いい揺らぎをくれます。

不穏さと爽快さを絡み合わせたノイズサウンドで、古き良きシューゲイザーの世界観を作り出しているバンド、Luminous Orange（ルミナス・オレンジ）。

その疾走感のある楽曲の数々は、日本のインディーズシーンのみならず、海外でも広く注目を集めています。

そんなLuminous Orangeも、自主レーベル「Parallelogram」を設立するまで所属していました。

残響レコードの音楽性を考えると、やや異色のバンドと言えるでしょう。

2001年から残響レコード内のunder_barに所属しているバンド、perfect piano lesson。

メンバー全員が社会人として働きながら自分たちのペースで活動するという現代的なスタイルで残響の代表的なアーティストとして活躍してきました。

キャッチーなオルタナティブサウンドの中にもどこか一癖あるフックを仕込んで、聴きごたえのある世界観を作り出しているバンドです。

以上、残響レコードに現在進行形で在籍していたり、過去に在籍していたバンドのおすすめを紹介しました。

ポストロックやオルタナティブロックが好きな方は、間違いなくピンとくるバンドばかりです。

気になるバンド、まだ聴いたことのないバンドがいたら、是非チェックしてみてくださいね。