大阪のインディーズレーベル
東京と並ぶ西の大都会の大阪は、西日本だけではなく、全国的にもカルチャーの発信地ですよね。もちろん、音楽シーンも熱く盛り上がっています!
ZEPP難波や梅田AKASOなどの大箱では毎週のように人気のバンドやアーティストがライブを行っていて、県外からライブのために遠征してくる人もいるくらいです。
そして、そのような大箱でライブができるような有名なアーティストになりたいと、インディーズたちはライブハウスや城天で日々演奏し、切磋琢磨しています。
事実、ライブハウスの数も、イベントの数も西日本でもトップで、ミナミホイールなどからは”KANA-BOON”のような有名なバンドを多数輩出しています!
ただ、インディーズがメジャーや有名なバンドになりたいと夢見るとき、切っても切り離せないのがインディーズレーベル。CDを制作して販売するだけではなく、多方面からバックアップを行っています。
インディーズ界隈では、全国各地に多数のレーベルがあり、その特色も様々です。例えば”PIZZA OF DEATH”のように下手なバンドよりも人気があるレーベルや、残響系というジャンルを作り出した”残響レコード”のように、もはやメジャーレーベル並みに有名な会社もあります。
今回は大阪を拠点とするインディーズレーベルの中から代表的なものをふたつご紹介します!全国的に見てもかなり熱いレーベルもあります!
インディーズの猛者たちが在籍"THE NINTH APOLLO"
THE NINTH APOLLO HP:http://www.theninthapollo.com/
"THE NINTH APOLO"は、代表を務めるワタナベアキラ氏が学生時代にHi-STANDARDのレーベル"PIZZA OF DEATH"に触発されたのをきっかけに発足しました。
当初は自身のバンドの音源を売るためのレーベルでしたが、次第に"若いバンドの手助けをしたい"と考えがシフトしました。
そこで、バンドで全国47都道府県ツアーを敢行し、そこで出会った各地のバンドのCDを手掛けることから本格的なレーベル運営がスタートしたといいます。
現在は"THE SKIPPERS""My Hair is Bad""SIX LOUNGE""ハルカミライ"といったインディーズロックの猛者が多数在籍しています。
また、"Yellow Studs""SHANK""BUZZ THE BEARS"といった、いまやインディーズシーンの第一線を走るバンドもこのレーベルから巣立っています。
本当に良いバンドばかりを集めていて、今時珍しい位に気骨のあるインディーズレーベルです。
さらに、THE NINTH APOLLO所属バンドを中心としたサンプラーCDを毎年リリースしているのですが、その価格はなんと99円(!!)。
ちょっと破格すぎる気はしますが、それだけにカッコいいバンドを世に知らせたいという意気を感じます。
徹底的にインディーズにこだわっているレーベルなので、インディーズバンドが好きな方は是非ともチェックしてみて下さい。
多彩な色を持つアーティストが所属"Sonic Form"
Sonic Form HP: http://www.sonicform.com/
"Sonic Form"は、POPなセンス溢れるアーティストを擁するインディーズレーベルです。
2014年秋にはレーベル内にソロ部門"Sonic Arts"を設立するなど、特にソロ歌手に力を入れています。
中でも看板アーティストといえる"木村愛佳"は音源リリース・配信やライブ活動に加え、youtube動画が再生回数が13万回を超えるなど活躍を見せています。
過去には、現在メジャーシーンで人気を誇るバンド"flumpool”が在籍していたほどの確かな実績のあるレーベルです。
また、毎週日曜に"大阪城公園ストリートライブ"(通称:城天)にてストリートライブを開催。レーベル所属外のアーティストにもステージを提供するなど、これからを担う若いアーティストの育成も行っています。
POPな音楽が好きで次世代のアーティストをお探しの方は、この"Sonic Form"をチェックしてみてはいかかでしょうか?
昔から"東の●●、西の○○"のように何かと東京と対比される大阪。
東京に引けをとらない街の規模を持ちつつ、大阪独自の色を持ったアーティストやインディーズレーベルが存在するのは、非常に興味深いですね。
メジャーだけではなく、地方から熱い音楽を発信し続けるインディーズバンドやレーベルにも注目し、もし気に行ったインディーズバンドがいたらライブに行ったり、音源を買ったりして応援してください!
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