東京のインディーズレーベル
夢を目指すミュージシャンが集まる街、東京。
ミュージシャン人口が日本で最も多いここには数多くのインディーズレーベルが存在しますが、ジャンルや規模も様々で、全てをチェックするのは難しいところ。
そこで今回は、代表的なものを厳選していくつかご紹介したいとおもいます!
圧倒的轟音!【残響レコード】
「残響レコード」は「té」のギタリスト・河野章宏氏が代表を務める東京のレーベルです。
ポストロック、エレクトロニカを中心としたアーティストが多数在籍しており、かつては「9mm Parabellum Bullet」が所属したことでも知られています。
現在は「té」をはじめ「雨のパレード」「mudy on the 昨晩」などが在籍する他、海外のアーティストも多く手掛けています。
幾多のインディーズレーベルがひしめき合う東京で、実力派のバンドやマニアックな音楽性のバンドを輩出しており、その動向に今後も注目が集まります。
「残響レコード」HP:http://zankyo.jp/
気鋭のバンドが多数所属するインディーズレーベル【UK.PROJECT】
次に取り上げるのは、在籍アーティスト数が東京のインディーズレーベルの中でもトップクラスを誇る「UK.PROJECT」。
まだインディーズという言葉が定着していなかった89年に運営を開始。
その長い歴史の中で、
- ロック全般を扱う「RX-RECORDS」
- パンクロックに特化した「Aaron field」
- 下北系ロックに強い「DAIZAWA RECORDS」
など様々な傘下レーベルを設立し、次世代を担うアーティストを輩出してきました。
現在は「[Alexandoros]」「BIG MAMA」「TOTAL FAT」など、ロックシーンの一線で活躍するバンドが多く所属しています。
また、「下北沢CLUB Que」「代々木Zher the ZOO」といったライブハウス、音楽配信サイト「Majix」の運営など、東京だけでなく、日本全体の音楽シーンを多岐に渡って牽引しています。
「UK.PROJECT」HP:http://ukproject.com/
東京のパンクの総本山【PIZZA OF DEATH】
インディーズシーンを語る上で外せないのがこの「PIZZA OF DEATH」。
ハイスタこと「Hi-STANDARD」のギタリスト・横山健氏が社長を務めます。
このレーベルの台頭により、それまでのメジャー至上主義の流れが変わり、インディーズでの活動に活路を見出すアーティストが増えました。
そういった意味で、パンクのみならず日本の音楽シーンを変えた立役者とも言えるインディーズレーベルです。
現在の所属アーティストはハイスタの他にも「SLANG」「WANIMA」「MEANING」など、怒涛のライブで盛り上げるパンク・ハードコアバンドが名を連ねます。
「PIZZA OF DEATH」HP:http://www.pizzaofdeath.com/
今回は主にロック系のインディーズレーベルを中心にご紹介しました。
この他にも東京には数多くのレーベルがあり、それぞれが素晴らしい作品を世に送り出しています。
それぞれのレーベルには似たジャンルのアーティストが集まることが多いので、自分の好きなアーティストのレーベルを知っておくと、好みの音楽を見つける近道になるかと思います。
「ジャケ買い」ならぬ「レーベル買い」なんて楽しみもあるかもしれませんね!
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