東京でインディーズのライブが楽しめるスポット3選
夏、到来!
今年の夏も各地で大型野外ロックフェスが開催され、それぞれで素晴らしいライブが繰り広げられることと思います。
フェスだけではなく、今日もライブハウスではインディーズの熱いライブが行われています。
ミュージシャンと観客の距離が近く、エネルギーがダイレクトに伝わるのが大きな魅力の箱ですが、お目当てのバンドが出ないとなかなか足を運ぶ機会がありません。ですが、箱でたまたま見たバンドが後にお気に入りになる。そんな出会いも素敵だと思います。
そこで、今回は数多くのライブハウスが存在する東京でも特におすすめのライブハウスを3つピックアップしてご紹介します。
東京パンク・ハードコアの聖地”新宿ANTIKNOCK”
- 住所:東京都新宿区新宿4-3-15 レイフラットビルB1F
- TEL: 03-3350-5670
- キャパ:300
- HP:http://www.antiknock.net/home/
初めににご紹介するのは、80年代から現在に至るまでハードコアの聖地として名高い「新宿ANTIKNOCK」です。
JR新宿駅南口から徒歩5分という立地のこのライブハウス。開店当初よりインディーズのパンク・ハードコアを中心に激しい音楽性のバンドが多数出演しています。
長きに渡りANTIKNOCKで「消毒GIG」というイベントを開催し続けているアンダーグラウンドの雄「GAUZE」を筆頭に、「怒髪天」「BRAHMAN」といった有名バンドもこのステージで育ちました。海外バンドの演奏も盛んに行われ、ロック好きならば名前は聞いたことのあるライブハウスのひとつでしょう。
内装的には、ロビーからホールにかけて赤×黒のチェック模様の床が貼られていて、壁には歴代出演バンドのフライヤーやステッカーがびっしり。歴史を感じさせます。
コインロッカーが完備しているのも便利です。
ほぼ毎日スケジュールが埋まっているだけではなく、他では見ることのできない奇妙な?イベントも多数開催されています。例えば、ドラムセットを向かい合わせにセッティングして二人のドラマーがバトルしたり、3分間のマイクパフォーマンスで競い合ったりなど。
東京のアンダーグラウンドシーンの象徴とも言えるライブハウスです!
インディーズバンドの聖地復活”下北沢 ろくでもない夜”
- 住所:東京都世田谷区北沢2丁目6−5 ルイビル
- TEL:03-6804-9567
- キャパ:120
- HP:http://69demonai46.com
2015年3月に惜しまれつつ閉店したライブハウス「下北沢 屋根裏」。
「RCサクセション」「ゆらゆら帝国」「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 」といった伝説のバンドも立ったライブハウスでした。
その閉店に際し、過去に屋根裏で働いていた3人のスタッフが「この場所を残そうと」一念発起し、2015年5月にオープンしたのがこの「下北沢 ろくでもない夜」です。店名は関わりの深いお笑い芸人のキングコング西野亮廣が命名し、看板のロゴも制作しました。
下北沢駅南口から徒歩3分ほどの場所にあり、インディーズのライブはもちろんお笑い芸人やアイドルのイベントも行われており、若者の街・下北沢らしく東京カルチャーの発信基地になっています。
併設のBARカウンターはフードも充実していて、遅い時間まで営業しているので、良い音楽に美味しいお酒で心も体も満たされそうです!
ライブハウス激戦区の老舗”池袋LiveGarage Adm”
住所:東京都豊島区東池袋1-22-1GSハイムB1F
TEL:03-3983-9387
キャパ:150
HP:http://www.adm-rock.com/index02.html
最後にご紹介します「池袋LiveGarage Adm」(通称:アダム)は91年にオープン。
かつて「音楽不毛の地」と呼ばれ、いまでは多数のライブハウスが存在する池袋。そんな街で長年アンダーグラウンドなシーンを牽引してきた老舗です。
近年は「打首獄門同好会」「アルカラ」「バックドロップシンデレラ」「つしまみれ」などの個性派インディーズバンドが多く出演する他、コピーバンドのイベントも開催するなど、東京のバンドシーンを縦横無尽に幅広くサポートしています。
また、毎年6月から長期で開催される「梅雨将軍」ではインディーズシーンで活躍する猛者たちの真剣ツーマンライブが楽しめます。
ちなみに「バックドロップシンデレラ」のメンバーが店長を務めていることでも有名です。
とにかく東京にはライブハウスが多いので3つに絞るのは難しいのですが、その中でも各お店の特色が強い箱をご紹介しました。
ライブハウスには、文章だけでは伝わらない魅力があります。日々のステージを支えるスタッフの情熱があります。二度とない瞬間に歌い鳴らすミュージシャンの想いがあります。そして、それを目に焼き付けて思い出や明日への糧にする観客がいます。
インディーズシーンでは、バンドと観客それぞれの距離が近いからこそ得られる感動があります。
是非、ライブハウスに足を運んで熱く拳を掲げてください!
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