プロドラマーになるには~収入も気になる!?
ギター、ピアノ、ベース、管楽器、弦楽器、パーカッションなど、それぞれの楽器毎にプロのミュージシャンが存在しています。今回はその中でも、バンドのリズムを担う「ドラム」のプロになる方法について収入面なども交えてご紹介します。プロドラマーになるためには、狭き門をくぐり抜けないといけません。プロドラマーを目指している人は参考にしてください!
プロドラマーの現状
パソコンの性能が上がっている現代において、ソフトで打ち込んで音楽を作る「DTM」が普及してきています。その中でも、ドラムは打ち込みとの親和性が高く、ドラム打ち込みで済ませているバンドも数多くいます。このように、ドラムの需要は以前と比べると少し下がっているのが現状です。しかし、音楽、それも楽器の演奏においてはまだまだ人を超えることはできません。プロのドラマーは機械と違って、譜面から作曲者の意図を汲み取り、バンド全体を支えるリズムを刻むからです。
では、どうやってプロドラマーになるのでしょうか。
プロドラマーになるための第一歩
一口にプロドラマーと言っても、レコーディングでのみ叩く人や、ツアーに同行して叩く人、ドラムテックを専門とする人など様々です。いずれにせよ、プロのドラマーになる方は、高い技術力が必要なのはもちろんのこと、仕事を依頼してくれる人を見つけるコミュニケーション能力、営業力が必要です。
それらを身につけるためにも、現職のプロドラマーに弟子入りしてツアーに同行させてもらいましょう。それがプロドラマーになるための一番の近道だと思います。他の方法として、現実的なのは、自分のバンドで売れることです。この場合は、運の要素にもかなり左右されますが、人の目にとまりやすいです。
でも、プロドラマーになったあとは生活はどうなるのでしょうか?収入面から考えてみます。
凄く気になるプロドラマーの収入事情
正直な話、プロドラマーの収入はピンからキリまであり、一概に平均◯◯円などとは出すことが出来ません。
例として、有名ロックバンド「LUNA SEA」の真也さんは全盛期で「東京ドームの公演1本で高級車数台分のギャラ」と一人あたりのギャラを告白しています。
平均の収入については給料制や、1本のライブやスタジオでのレコーディングごとのギャラ制など、一概にこれくらいですと言うことができません。
しかし、月に100万以上の収入を稼ぎ出すプロドラマーもいれば、60万円前後の収入の方もいます。この辺りは普通の仕事と変わりませんね。技術もですが、コミュニケーション能力や営業力が物を言う世界です。
プロドラマーになるためには色々なルートがありますが、まずはとにかく技術を磨きましょう。
行き詰まった時は世界的人気バンドSlipknotのギターMickのこの言葉を思い出してください。「部屋で8時間は練習しろ。友達をなくすまで出掛けるな。酒は有名になってからだ!」プロになるためにはこのくらいの覚悟は必要ということですね。
ある物事を極めるとき、必要な時間は1000時間だという、「1,000時間の法則」というものがあります。もちろん、才能の問題もありますが、大抵のことは1000時間やれば一定の能力を得ることができます。プロになるまでは、さらにそれよりも上の10,000時間は必要だと言われています。そこまで達したとき、きっとあなたはプロドラマーとして収入を得ることができるようになっていることでしょう。継続して努力することも才能の1つです。
プロドラマーを目指す人が増え、生ドラムの音楽が増えることを楽しみにしています!
関連するイベント・ミュージシャン