音楽活動と仕事を両立させるために重要なこと
スタジオ代、機材代、ライブのチケットノルマ、交通費など、音楽活動を行うにはとにかくお金がかかりますよね。バイトしながら音楽活動を続けている人も多いですが、なかなか仕事との両立がうまくいかないと思います。また、正社員で働いている社会人バンドは仕事と音楽活動の両立はかなりハードルが上がってきます。
今回は、音楽活動と仕事を両立させるためのポイントを書いていきます!このポイントさえ抑えれば、働きながらでも音楽活動はできますよ!
音楽活動にはとにかくお金と時間がかかる
現在音楽活動を行っているインディーズのアーティストたちで、仕事をせずに音楽活動だけに打ち込める人はどれくらいいるでしょうか。下手するとメジャーのアーティストですらバイトしながら音楽活動しているこんな時代で、仕事をせずに音楽活動だけできるのであれば、かなり恵まれています。「バンドマン=貧乏」というイメージが世間一般では定着している通り、バンドマンはありとあらゆるところでお金を使っています。
・練習のためのレンタルスタジオ代
・楽器やエフェクターなどの機材代
・レコーディング費用
・MV制作費用
・フライヤー制作費用
・ライブハウスのチケットノルマ
・遠征の際の交通費
思いつく限りでも、かなりの出費がありますね。お金も時間もかかるバンドマン。では、音楽活動と仕事の両立は可能なのか。考えていきましょう。
仕事選びが音楽活動を左右する
バンドマンやアーティストはなぜフリーターが多いのか。それは単純に時間の都合がつけやすいからです。アルバイトやパートだとシフト申告制が多いので、スタジオやライブなど、自分の裁量である程度、仕事の時間を決めることができます。
それに対して、会社員だと、勤務時間や休日は会社の都合に合わせますよね。仕事が残っているので「今日スタジオ入るんで帰ります!」なんて言える会社は、なかなかありません。
生活費や音楽活動費を稼ぐために不可欠な仕事。バイトでも正社員でも、音楽活動と仕事を両立させたいなら、仕事選びから慎重に行いましょう。
具体的には
・残業があまりない
・休日がきちんある
の2点を抑えていれば音楽活動は格段にしやすくなりますよ!ただ、上司が音楽嫌いだったり、バンド嫌いだったりすることもあるので、社内で自分が音楽をやっていることを言うのは、社風や雰囲気を見極めてからにするのが得策でしょう。
仕事だけではなく家族の理解も必要
音楽活動を行っていくにあたって、忘れてはいけないのは家族の理解です。「俺、音楽で食っていくから!」よく聞くセリフです。いきなりこんな事言っても家族の理解なんて得られるわけなんてないですよね。音楽をやりたい理由や熱意をしっかりと家族に伝えた上で、理解してもらえると、困ったときに金銭的な支援だったり、精神的に支えてくれたりするかもしれませんよ。
一番のファン=家族 であることが、音楽活動を行う上では大切なことかもしれませんね。
実際に音楽活動と仕事の両立に成功しているバンド
実際に有名なバンドで、音楽活動と仕事の両立に成功しているバンドはいるのか気になりませんか。ここで、東京を中心に活動している、VELTPUNCHというバンドをご紹介します。
“VELTPUNCH”
男女混合4ピースバンド。1997年に結成。東京を中心に活動。現在に至るまで何回ものメンバーチェンジを繰り返しつつも、活動を続け着々と人気を集めている。また、2016年7月に再メジャーデビューも決定。活動初期からひたすらオルタナティブ・ロックを貫いている。現在までに、ベスト盤を含めて8枚のアルバムをリリース。
現在も、メンバーが会社員をやりながら続いているバンドです。19年に渡る音楽活動の長さが、仕事と音楽は両立できることを証明しています。ライブは基本的に土日に集中して行っています。お客さんの立場で考えると週末にライブがある方が行きやすいですよね。活動開始から19年目の2016年、再メジャーデビューも決定しています。音楽活動を長く、太く、続けていく上で、指標となるバンドだと思います。
結論から言うと、音楽活動と仕事の両立は可能だと思います。しかし、両立するためには会社や家族からの理解が必要だということは確かです。もちろん、メンバー間での意識の足並みを揃えることは必須です。今後もずっと音楽を続けたいけど、働かないといけないという人は、とりあえず働きながら音楽活動を行ってみてください。音楽活動がうまくいけば、音楽が仕事になるかもしれませんね!
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