バンド"THE UNIQUE STAR"の世界観に触れる
画像出典:https://youtu.be/jD0maWk-cVQ
2008年に結成され、2013年の活動休止まで邦楽ロックシーンを一気に駆け抜けた4ピースバンド、THE UNIQUE STAR(ザ・ユニーク・スター)。
結成当初からゴリゴリのオルタナティブサウンドとキャッチーな楽曲、それを生々しくぶちまける熱いライブパフォーマンスで話題を集めた彼らは、ケーブルテレビ出演や大型ライブイベント出演で知名度を高めていきました。
2011年にタワーレコードから枚数限定でリリースされたシングル「宇宙少年」は発売から2週間で完売になるなど、ブレイク秒読み段階まで来ていたと言えるでしょう。
そんな中、2012年10月にベースのカワダヒロシが脱退、翌年2013年には、4月のワンマンライブをもって無期限活動中止が発表されました。
圧倒的な個性と存在感で、わずか5年の活動期間で確かな爪痕を残したTHE UNIQUE STARの世界観に触れていきましょう。
THE UNIQUE STAR最大の代表曲”不敵な笑みを浮かべる日”
![サムネイル](http://img.youtube.com/vi/c7m97hGU_5w/mqdefault.jpg)
「不敵な笑みを浮かべる日」は、1st mini album「空前絶後」のリード曲です。
2010年4月に公開されたこの曲は、THE UNIQUE STAR最大の代表曲として知られています。
2000年代の邦楽ロックシーンの系譜を継ぐ硬質なギターサウンド、重厚なリズム隊、そしてハイトーンボイスの男性ボーカルと艶やかな女性ボーカルによるツインボーカル体制。
そんなバンド構成でくり出されるオルタナティブロックは、イントロからガツンとくるインパクトがあります。
ほの暗い不穏さとキャッチーに聴かせるメロディによって、確かな個性と音楽としての耳心地のよさを感じさせる一曲です。
瞬く間にソールドアウトしたバンド飛躍の一曲”宇宙少年”
![サムネイル](http://img.youtube.com/vi/1E_AOsXaqJA/mqdefault.jpg)
「宇宙少年」は、タワーレコードから枚数限定リリースされて瞬く間にソールドアウトし、THE UNIQUE STARの注目度を大きく飛躍させた曲です。
バンドの暗めな雰囲気はそのままに、より疾走感のある曲展開を聴かせてくれます。
そこに様々な奏法と多くのエフェクターで、多彩な表情をつけていくリードギターにも注目です。
その存在感はボーカルと並ぶほどで、耳に残るメロディアスなフレーズの数々で聴き手の感情をかき立ててきます。
タイトに刻むドラムとゴリゴリに削るようなベースも合わさって、サウンドの聴きごたえはすさまじいことになっています。
オルタナティブロック好きなら、たまらない一曲です。
THE UNIQUE STAR最後の作品”Sally”
![サムネイル](http://img.youtube.com/vi/jD0maWk-cVQ/mqdefault.jpg)
「Sally」は、2012年2月にリリースされたミニアルバム「LEVEL9」のリード曲です。
THE UNIQUE STARにとって、活動休止前の最後のMVになりました。
2008年の結成から一気に経験値を積み、満を持してリリースされた作品ということで、サウンド面でもバンドとしての個性でも洗練された印象を感じさせるこの曲。
不穏な色味はそのままに、より聴きやすく耳に残るリードフレーズや歌メロが詰め込まれたキラーチューンに仕上がっています。
ソフトヴィジュアル要素を取り入れていたりと、メンバー各々の見た目的にもぐっとあか抜けた印象が感じられて、これからメジャーバンドになっていく貫禄がうかがえます。
ここまで上りつめてからのまさかの活動休止には、多くのファンが驚かされたのではないでしょうか。
バンドの熱量を体感できるライブ映像も
![サムネイル](http://img.youtube.com/vi/yxNI4C-g1tY/mqdefault.jpg)
カオスでインパクトの強い世界観を、そのままさらけ出す熱いライブもTHE UNIQUE STARの魅力です。
刃物のように尖ったギターサウンドと鈍器のようなベース、全てを支える土台になるドラム、ヒステリックとエモーショナルを合わせたボーカルと無機質な女性ボーカル、全要素がひとつの無駄もなく合わさって、ライブバンドとしての彼らのポテンシャルを感じさせます。
今はもう映像でしか観ることのできませんが、生々しい迫力は画面越しでも健在です。
以上、THE UNIQUE STARの魅力を紹介しました。
既に活動休止から5年が経っている彼らですが、そのかっこよさは何年たっても色あせることはありません。
邦楽オルタナティブロックが好きなら、間違いなくピンとくるものがあるはずです。
ライブシーンを一気に走り抜けた彼らの世界観に、是非一度触れてみてください。
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