Column コラム

"長靴をはいた猫"正統派歌ものバンド

画像出典:https://youtu.be/bOf4iGLWYvE

2017年3月に東京で結成され、主に下北沢などを中心に活動してきた、長靴をはいた猫。

有名な童話のタイトルをバンド名に冠する彼らは、まるでドラマを見ているようなストーリー性豊かな歌詞と、それを色鮮やかに立体化するメロディアスなボーカル、叙情的なサウンドを持ち味にしています。

そして、そんな音楽性を武器に、結成からわずか2年足らずで邦楽ロックシーンの中で大きな注目を集め始めています。

2017年には1st EP「藍微塵の花言葉」をリリース、続いて2018年6月には2nd EP「仄明かりに溺れる」を発売し、RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018で優勝を果たしたことで一気に知名度を上げました。

そんな、邦ロックファンなら要注目の王道歌ものロックバンド、長靴をはいた猫の音楽の魅力を紹介していきましょう。

長靴をはいた猫の代表曲”勿忘草”

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「勿忘草(わすれなぐさ)」は、長靴をはいた猫の一番の代表曲です。

2017年9月に公開されたMVは2018年9月現在で再生回数が16万回以上を記録し、インターネット上を中心に長靴をはいた猫が一気に注目を集めるきっかけになりました。

タイトルにもなっている「ワスレナグサ」の花言葉は「真実の愛」「私を忘れないで」というものです。

この曲の歌詞も、もう隣にはいない大切な人のことを想いながら、その人を忘れてしまって楽になりたい気持ちと、ずっと忘れず覚えておきたい気持ちがせめぎ合うような悲恋の感情を描いています。

ひとつの恋の終わりを映画のように叙情的に歌う歌詞に、耳に残るキャッチーでエモーショナルな歌メロも合わさって、シンプルな歌ものながら強烈なインパクトの残る一曲に仕上がっています。

多彩なサウンドで曲に込められた感情の抑揚を強めるリードギターや、決して激しくはないながらも静と動を演じ分けるリズム隊も、このバンドの世界観に欠かせない要素です。

バンドとしての表現力の広さを見せた”水槽”

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長靴をはいた猫の2nd EP「仄明かりに溺れる」のリード曲として2018年7月にMVが公開された「水槽」は、キャッチーで爽快さのあった「勿忘草」と比べると、ガラリと雰囲気が変わった一曲です。

マイナー調で不穏な空気を漂わせるサウンド、毒を含ませたようなトゲのある歌メロ、愛憎を織り交ぜた激情があふれ出る歌詞。

それぞれの要素が絶妙なバランスで混ざり合い、ひと癖あるエモーショナルさを演出しています。

そんな中にも王道のギターロックバンドとしてのキャッチーさはしっかりとあって、歌ものとしてスッと聴きやすいのもポイントです。

前作との曲調の高低差もあって、長靴をはいた猫のバンドとしての表現力の広さをうかがわせる一曲に仕上がっています。

ライブ映像に見る長靴をはいた猫の魅力

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MVに注目した後に気になるのは、長靴をはいた猫が「どんなライブをするのか」ということですよね。

RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018で優勝した彼らは、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018に出場した際のライブ映像が公開されています。

そこでは、結成から1年ちょっとながら、日本最大級の夏フェスの大舞台の中でも堂々とパフォーマンスをくり広げる彼女たちの姿を見ることができます。

安定したリズム隊の土台の上にメロウなリードギターとVo.Gt.鶴の感情豊かなボーカルが乗り、生々しい楽曲のストーリーがしっかりと表現されているこのライブ動画からは、ライブバンドとしての彼らの魅力が伝わってくるのではないでしょうか。


結成から1年半で、圧倒的な成長と飛躍を見せた彼女たち。

これほど話題を集めているのも納得のメロディアスでキャッチーな楽曲の数々は、女性ボーカルの歌ものバンドが好きな方なら要チェックです。

現時点でこれだけの知名度とポテンシャルを持っている彼らは、これからの邦楽バンドシーンでさらに大きな注目を集めること間違いなしと言えます。

そんな「長靴をはいた猫」というバンド、2018年の最重要ニューカマーです。

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