Column コラム

バンド"ゼノ"が見せるゴシックで鋭い世界観

画像出典:https://youtu.be/pCk29pPA6lc

大阪を拠点に活動する4ピースロックバンド、ゼノ。

2015年9月に結成された彼らは、「RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL」で入賞したことで注目を集めはじめ、2016年6月に現体制になりました。

2017年6月には1st EP「E」をリリースし、そのリード曲「美術館」のMVがスマッシュヒットしたことで知名度が飛躍的に高まります。

続いて2018年5月には2ndシングル「寄生」をリリース。着実な活動で邦ロックシーンの中での存在感を高めています。

彼らの雰囲気を言葉で表すとしたら、「鋭利」や「ゴシック」という表現が合うのではないでしょうか。

ナイフのように鋭く尖ったギターが主軸のオルタナサウンド、そしてダークでほの暗い空気感は、黒を基調としたビジュアルイメージも合わさって、緊張感の張り詰めたゴシックな世界観を作り出しています。

そんな「ゼノ」というバンドの魅力を解説していきます。

大きなインパクトを残したゼノの代表曲”美術館”

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2017年6月に発売された1st EP「E」のリード曲「美術館」は、ゼノにとって大きな転換点になりました。

MVは公開から1か月で20,000再生を突破、2018年8月現在は32,000再生を超えており、ゼノの知名度はこのMVで大きく飛躍しています。

細かく刻まれるリードギターのフレーズ、それを中心にキレのいいアンサンブルをくり広げるサウンド、そしてVo.Gt.ノチウラヒカルのハスキーで硬質な歌声がピリッとした空気感を演出しているこの曲。

静と動を駆使した曲展開も合わさって、一度聴いただけで強く記憶に残るインパクトを感じられるのではないでしょうか?

そんな曲の雰囲気を表したMVも印象的で、演奏シーンがメインのシンプルなものながら、照明の演出やカット割り、Vo.Gt.ノチウラの鬼気迫るシリアスな表情は、ビジュアル的にもハッとさせられます。

邦楽オルタナティブロックが好きな方や、クールな女性ボーカルバンドが好きな方なら一度は聴いてほしいキラーチューンです。

ゴシックなバンドの色味を増した一曲”寄生”

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疾走感あふれる一曲としてスマッシュヒットした「美術館」から打って変わって、2018年5月にシングルとしてリリースされた「寄生」は、重くドロッとしたダークな雰囲気で魅せる一曲です。

ゼノのゴシックな世界観がより前面に押し出されていて、曲中に張り詰められた緊張感もより大きくなっています。

その中で、鋭利なサウンドや静と動で魅せる曲展開、ノチウラのハスキーなボーカルといった彼らの個性はしっかりと保たれて、バンドとしての色がさらに濃くなっていると言えるのではないでしょうか。

一見したインパクトの大きい「美術館」とは違った、じっくりと聴き入ってサウンドやアレンジに浸りたくなる曲に仕上がっていて、ゼノの新たな一面を感じられます。

ゼノのライブの雰囲気を体感できる動画にも注目

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MVだけでなく、ライブの雰囲気を体感できる動画にも注目です。

「RO69JACK 2016 for ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の入賞選考ライブ映像では、旧メンバーでの体制ながら、ゼノの生演奏の空気感を疑似体験できます。

ゴリゴリの硬質サウンドやマイナー調で暗めのコードを使い、ギターリフを軸にした曲展開など、バンドのキャラクターがライブでもしっかりと表れているのが伝わってきますね。

演奏的にもパフォーマンス的にもハイレベルで、邦ロック好きなら楽しめること間違いなしのライブに、是非足を運んでみてください。


ソリッドなサウンドと暗いメロディで、ゴシックな世界観を見せてくれるゼノ。

まだまだ知る人ぞ知るバンドとなっている彼らですが、一度でもその楽曲が広まったら、一気に大きなな支持を集めることができる可能性を秘めているように思えます。

硬質でシリアスなオルタナティブロックの楽曲で、これからさらにバンドシーンで存在感を増していくであろう彼らに、今から要注目です。

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