Column コラム

n-buna(ナブナ)のバンドプロジェクト”ヨルシカ”

画像出典:https://youtu.be/F64yFFnZfkI

2010年代後半を代表するボカロPとして、インターネット上を中心に絶大な人気を誇るn-buna(ナブナ)。

邦楽ギターロックをベースにした爽やかなサウンドと切ないメロディ、そして叙情的な歌詞で、10代を中心に大きな話題を集めています。

そんなn-bunaが2017年に新しく始動させたのが、バンドプロジェクト「ヨルシカ」です。

コンポーザーのn-bunaを中心に、ボーカルのsuis、そしてライブ時のサポートメンバーで構成されるヨルシカは、彼らしい爽やかでキャッチーな音楽性と、人間の女性ボーカルによる表情豊かな歌の組み合わせで、活動開始直後から瞬く間に話題が広まりました。

今回は、そんな彼らの楽曲を紹介して、その魅力を解説していきます。

切なくて爽やかなヨルシカ始まりの一曲”靴の花火”

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「靴の花火」は、彼らの最初の作品として2017年4月に公開された曲です。

1st mini album「夏草が邪魔をする」のリード曲にもなっています。

イントロからn-bunaの曲の持ち味でもある切ないギターのメロディが鳴り響き、suisの少し低めでハスキーな歌声が楽曲のノスタルジックな雰囲気をさらに鮮やかに描き出しているこの曲。

歌詞では花火が散る夏の空を、その花火よりも高いところから眺めるというファンタジックでミステリアスな情景が描かれて、「君」を想うストーリーがどこか甘酸っぱく綴られています。

切なさの中にも吹き抜けるような爽やかさがあって、印象的な一曲です。

n-bunaらしいキャッチーさで話題が広まった”言って。”

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「靴の花火」に続いて、こちらも「夏草が邪魔をする」のリード曲として2017年6月に公開された「言って。」。

大人びた切なさの漂う「靴の花火」とは打って変わって、n-bunaのキャッチーなメロディセンスが前面に押し出されたポップナンバーに仕上がっています。

曲はどこまでもポップな雰囲気が漂っていますが、歌詞では大切な人への想いを「ちゃんと言って」とくり返すメッセージが描かれていて、ちょっぴり寂しげな感傷が見え隠れするビターなラブソングになっています。

不思議なキャラクターがかわいいダンスを見せるアニメーションMVも合わさって、一気にネット上で話題になってヨルシカが広く知られるきっかけになりました。

疾走感とn-bunaの個性が合わさった準透明少年”

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ヨルシカの2nd mini album「負け犬にアンコールはいらない」のリード曲として公開された「準透明少年」は、疾走感あふれる王道の邦楽ギターサウンドが印象的なロックナンバーです。

前作のリード曲だった「靴の花火」と「言って。」がポップ色の強い曲だったのに比べて、より攻めの姿勢が見える、挑戦的な一曲に仕上がっています。

n-buna時代のロック寄りの楽曲が思い出されて、昔からのファンにとっては懐かしい作風の曲ではないでしょうか。

思春期の葛藤や焦燥をぶちまけるような歌詞の世界観も合わさって、聴いていると気持ちがざわついて、何かをかき立てられます。

爽快感たっぷりのヨルシカ流の青春ソング”ただ君に晴れ”

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2018年7月現在、最新MVとして公開されているのが「ただ君に晴れ」です。

ポップなメロディとロック色の強いサウンドが合わさって、これまで公開されてきた彼らの楽曲それぞれの特色を併せ持った一曲に仕上がっています。

n-bunaの楽曲の個性でもある爽やかさがたっぷり含まれて、そこにロックソングとしての疾走感や叙情的な切なさが織り交ぜられたこの曲。

歌詞では青春の夏の風景が思い浮かぶような情景描写と、そんな青春の一ページを綴るストーリーが描かれて、ヨルシカ流の極上の青春ソングに仕上がっています。


彼らの楽曲の魅力は、どこまでも爽快感あふれるサウンドとメロディ、そして切なく甘酸っぱい歌詞の世界観に尽きます。

n-bunaの個性やセンスが全開に表れたキャッチーな音楽性が、破竹の勢いで若い世代の人気を獲得した最大の理由でしょう。

ボカロPの枠を超えて活躍を見せているn-bunaのバンドプロジェクト・ヨルシカ。

これから邦楽シーンでますます大きな存在になっていくこと間違いなしの彼らに、要注目です!

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