スリーピースバンドのおすすめ7選 卓越した演奏やセンスで魅せる!
ギター、ベース、ボーカルといった最少人数の構成で活動する「スリーピースバンド」。
4~5人編成のバンドと並んで、昔から人気のバンド編成のひとつですよね。
人数が少なく、誰かがボーカルも兼ねることから演奏面でのハードルが高くなるスリーピースバンドですが、そんなハードルをものともせず、かっこいい音楽を奏でているバンドはたくさんいます。
今回は、卓越した演奏力や抜群のアレンジセンスで魅せる、スリーピースのおすすめバンドを紹介します。
圧倒的スリーピースバンド"凛として時雨"
最初に紹介するのは、現在の邦楽シーンで活躍するスリーピースバンドの代表格「隣として時雨」です。
曲を聴いてみると、まずはその演奏力に驚かされるのではないでしょうか。
ギターボーカルTKの歌いながらとは思えない超絶ギターリフ、ベースボーカル345のゴリゴリのベースサウンドを鳴らしながらの艶やかな歌声、ドラムのピエール中野が見せる圧倒的な手数の多さ。
それぞれが混ざり合って、スリーピースとは思えない音の厚さを作り出しています。
個性的なハイトーンの男女ツインボーカルも合わさって、文句なしにかっこいいバンドです。
スリーピースの可能性の広さを感じられるバンドとして、まずおすすめしたいのが彼らです。
壮大なサウンドを奏でるスリーピースバンド"ACIDMAN"
「ACIDMAN」は、結成から20年以上、メジャーデビューから15年以上と、邦楽ロックシーンで長く活躍するベテランバンドです。
シンプルなアンサンブルと神秘的な歌詞が印象的で、洗練され、完成された世界観を感じられます。
ギターボーカル大木の落ち着いた歌声も、そんな世界観に感情と抑揚を生み出しています。
壮大で幻想的な景色が見えるようなACIDMANの楽曲は、心を揺さぶられて感動したいときに聴くのがおすすめです。
ピアノロック編成のスリーピースバンド"WEAVER"
ピアノボーカル、ベース、ドラムというピアノロック編成のスリーピースバンド「WEAVER」。
甘い歌声と確かな演奏力をもったボーカル杉本を軸に、きらびやかで表情豊かなサウンドとストーリー性のある歌詞で、若い世代や女性を中心に高い人気を集め続けています。
さわやかなスリーピースの魅力を体感したい方におすすめのバンドです。
正統派スリーピースバンド"UNISON SQUARE GARDEN"
キャッチーでポップな楽曲が魅力の正統派スリーピースバンド「UNISON SQUARE GARDEN」。
アニメ主題歌とのタイアップなどが相次いで、従来のバンドファンを超えた幅広い層から支持を集めているバンドです。
ギターボーカル斎藤ではなくベースの田淵がほとんどの作曲を担当しているのが特徴で、激しく動き回る彼のパフォーマンスも見どころとなっています。
スッと聴きやすいサウンドなので、ふだんあまりバンド音楽を聴かない人でも聴きやすいと思います。
青春真っ只中の人におすすめ!”SHISHAMO”
今や日本を代表するガールズバンドのひとつとなった「SHISHAMO」。
女の子の等身大のストーリーを飾らない言葉で描いた音楽性で、若い女性を中心に絶大な人気を集めています。
サウンドはスリーピースの王道ともいえるシンプルなギターロックで、キャッチーでありながらしっかりと「ロック」しています。
学生など、青春の真っただ中にいる世代の人におすすめのバンドです。
おすすめのインディーズバンド”さよならポエジー”
名門インディーズレーベル「the ninth apollo」所属のスリーピースバンド「さよならポエジー」。
独特の言葉選びで感情を揺さぶる歌詞と、そんな世界観を生々しく吐き出すシンプルでエモーショナルなサウンド、ハスキーながらどこか甘く優しいギターボーカルのオサキの歌声は、心をかき乱されながらもどこか心地のいい独特の空気感をもっています。
今最も勢いのあるスリーピースバンドのひとつとして、邦楽ロックファンに聞いてほしいバンドです。
KEYTALK好きにもおすすめ"the cabs"
既に解散してしまっていますが、日本のオルタナティブロックの歴史に残るスリーピースバンド「the cabs」も紹介します。
現在KEYTALKのメンバーとして活躍する首藤がベースボーカルを務めていたこのバンドは、ポストロックやマスロックを主軸としたサウンドで、コアな音楽ファンから高い評価を得ていました。
ギター高橋の複雑なアルペジオとカオスを生むシャウト、ドラム中村の「爆撃機」と称される爆音高速プレイなど、バンドサウンド好きにはたまらない音楽性となっています。
KEYTALKの首藤が過去にこんなマニアックなバンドをやっていた、というのを知りたい人は、一度聴いてみることをおすすめします。
いかがでしたか?
演奏面ではより多い編成のバンドと比べて制限があるものの、それをものともしない演奏力で強烈なアンサンブルを生み出していたり、逆に繊細なバランス感覚や曲の疾走感、エモーショナルな世界観といったセンスの面で魅せるバンドが多いのが、スリーピースバンドの特徴です。
バンド音楽を聴くときに「スリーピース」という少人数編成にも着目してみると、面白い発見や新しい気づきがあるかもしれません。
そんなスリーピースバンドの魅力を、ぜひじっくりと体感してみてください。
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