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メジャーデビューしていないインディーズ有名バンド6選

大手レコード会社に所属が決まることを意味する「メジャーデビュー」。全てのアーティストが目指している目標のひとつ、というイメージがありますよね。

メジャーデビューすると、それまでとは比べものにならないくらい大規模なプロモーションをかけてもらったり、大きな舞台に立てたりと、たくさんのメリットがあります。

その一方で、「所属する会社が大きくなる分、アーティストの利益の取り分が少なくなる」「活動や楽曲製作にある程度制限が加わる」など、メジャーデビューには実はデメリットもあります。

 

今回は、様々な理由から、有名になってもあえてメジャーレーベルには所属せず、インディーズで活動しているバンドを紹介します。

「このバンドってインディーズだったの?」と驚くようなアーティストもいるかもしれませんよ。

HY

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まず紹介するのは、沖縄出身・在住の5人組ミクスチャーバンド、HYです。

ミクスチャーロックに沖縄の民謡のエッセンスを混ぜたオリジナリティあふれる音楽性で知られるHYは、「AM11:00」や「366日」など人気の代表曲もいくつもありますよね。

 

紅白出場経験やオリコンチャート1位の獲得経験もあり、国民的人気バンドのひとつとなっているHYですが、実はデビュー当初からインディーズで活動しています。

地元を拠点に、インディーズで自由に活動しながら商業的にも成功。ミュージシャンとして理想的な活動スタイルですね。

MONGOL800

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HYと同じく沖縄を拠点に活動するMONGOL800。

代表曲「小さな恋のうた」はカラオケやコピーバンドでも定番の曲なので、皆さんも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。

 

爽快で明るく、どこか温かみのある曲をシンプルな3ピース編成で作り出して人気となっているMONGOL800ですが、所属レーベルは沖縄に拠点を置くインディーズレーベル「ハイ・ウェーブ」です。

「小さな恋のうた」も収録されたアルバム「MESSAGE」が280万枚セールスと大ヒットを記録してもインディーズに在籍し続けて、紅白出演の誘いを断って地元沖縄のライブハウスで年越しライブを行うなど、自分たちの活動ペースを大切にしていることで知られるMONGOL800。

自分たちの活動方針を守っていくなら、確かにメジャーの舞台よりインディーズの方がマイペースに活動できそうですよね。

ELLEGARDEN

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次に紹介するのは、伝説的なロックバンドとして知られるELLEGARDENです。

「ジターバグ」「Missing」「風の日」などいくつもの代表曲を持つ彼らは、当時の高校生や大学生を中心に爆発的な人気を誇りました。

趣味でバンドをやっていた方なら、実際に曲をコピーして演奏したことがある方も多いのではないでしょうか?

 

有名になってからもインディーズバンドとして活動し続け、人気絶頂ともいえる2008年に活動休止を発表、という衝撃的な展開も話題になりましたね。

ELLEGARDENの活動休止後は、ボーカル細美武士はthe HIATUSやMONOEYES、ギター生形真一はNothing’s Carved In Stoneなど、メンバーそれぞれが別のバンドで活躍しています。

tricot

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変則的なリズムと絡み合うギターリフ、うねるベースのコンビネーションが癖になる4ピースポストロックバンド、tricot。

フェスなどのライブシーンでも大人気の売れっ子バンドですよね。

 

そんなtricotも、邦楽シーンでの大きな存在感とは裏腹に、自分たちのプライベートレーベル「BAKURETSU RECORDS」を立ち上げて活動しているインディーズバンドです。

透明ケースにマジックで「3」と書いただけのような斬新すぎるデザインのアルバムをリリースするなど、インディーズならではのユニークなプロモーションでも注目を集めています。

BIGMAMA

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一般的な4ピース+バイオリンという変わった編成で知られるバンド、BIGMAMA。

キャッチーでストレートなギターロックにきらびやかなストリングスサウンドが加わった世界観が新鮮で、邦楽シーンの中で安定した人気を保ってきました。

クラシックの名曲を邦ロック風にアレンジしたコンセプトアルバム「Roclassick」のリリースなど、珍しい編成ならではの活動もしています。

 

そんなBIGMAMAも、2018年にユニバーサルミュージックに所属が決まるまで、名門インディーズレーベルのRX-RECORDSに所属して活動を続けていました。

長くインディーズシーンで活動を積み重ねてきた結果、2017年10月には武道館公演も果たしています。

ゴールデンボンバー

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「エアーバンド」という斬新すぎるスタイルで瞬く間にお茶の間の人気者になったビジュアル系バンド、ゴールデンボンバー。

紅白歌合戦の常連にもなっている彼らも、実はビジュアル系アーティストが多く所属するユークリッド・エージェンシー内のレーベルに在籍しているインディーズバンドです。

 

某人気アイドルのようなCD特典が付属「していない」ことを強調してシングルをリリースしたり、逆に各都道府県にちなんだ47ものバージョンがある作品をリリースしたりと、インディーズだからできる挑戦的すぎるプロモーションでよく話題になっていますね。


以上、いわゆる「売れてる」のにインディーズで活動している代表的なバンドを紹介してきました。

 

どのバンドも活動規模や知名度ではメジャーバンドにもひけをとらない人気っぷりで、メジャーとインディーズの明確な境界線がなくなってきているのが分かります。

その上、自分たちのアイデアで面白いプロモーションをしているバンドも多いですね。

 

これからも、インディーズの自由度を活かして新しい活動を見せてくれるアーティストはどんどん登場するでしょう。

メジャーデビューが全てだった時代とは大きく変わっていく音楽シーンの流れに、今後も要注目です。

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