Column コラム

Acid Black Cherry「HIRO」のギターがすごい理由

Janne Da Arcのyasuが手がけるソロプロジェクトAcid Black Cherry(ABC)。その中で、サポートギタリストのHIROは、”すごい!”と高い評判を得ています。

いったいどうしてそこまで評価されているのでしょうか!?彼のすごさとその理由を、経歴を追いながらお話します!


彼の出身地は、一応「魔界」で島根県となっています。中学生までは、野球が大好きな野球少年だったようですが、高校生になってバンドを始め、ギターを弾くようになると、音楽のことばかりを考えるようになり、授業中も寝ていたり遅刻も多くなっていったようです。典型的なバンドマンですね!

彼は野球からギターへと興味が変わり、熱中することのできるものが見つかったようでした。

そして、後にメジャーバンドのギタリストへと成長を遂げますが、そこにはあるきっかけがあったのです。

TAKAとの出会い。La’cryma Cristy結成。

HIROは大学まで進学しましたが、大学生時代に住んでいた大阪のマンションに、のちにLa’cryma  CristyのボーカルとなるTAKAが住んでいました。すごい確率です。

たまたまマンションの廊下を歩いていた時、TAKAの部屋から聴こえてきた音楽が、彼の好きなハードロックのバンドのものだったことで、声をかけ、このことがきっかけとなり、TAKAをバンドメンバーとして誘いました。

そして、この出会いが”La’cryma Cristy”の始まりだったのです。

その後、同じ大学へ通っていたSHUSEがベーシストとしてバンドに加入し、ほぼLa’cryma  Cristyというバンドの母体が出来上がりました。

彼らはしばらくインディーズ時代がありましたが、そこには苦労もありました。

売れない時代のすごいエピソードとして、TAKAと一緒にキャベツの葉を生でかじって飢えをしのいでいたという話がファンたちの間では伝説のように伝えられています。

このような経験を経て、1997年、La’cryma  Cristyは、「ivory  trees」でメジャーデビューしました。

強い絆で結ばれているHIROとTAKAのコンビは、お互いを「空気のような存在」とも話していて、前世からも繋がっているような不思議な間柄と表現しています。

現在、La’cryma  Cristyは活動を休止していますが、HIROは、これからもずっとTAKAの傍でギターを弾いていたいということから、2人で「Libraian」を作り活動していました。

しかし、彼がAcid Black Cherryやその他バンドのサポートメンバーとしての仕事が多忙すぎることもあり、ほとんど休止の状態となっています。

HIROがすごい理由1”職人気質”

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HIRO は、Acid Black Cherryのサポートギターとしては、2011年11月リリースされたシングル『蝶』から参加しています。

この曲では、ジャジーなすごいギターの音を出しています。なかなか心に浸みわたるものがありますね。

 

ある対談で、彼は自分のことを「同時にたくさんのことをやれるような器用なタイプではない、ひとつのことに集中して熱中するタイプ」と言っています。

不器用な"職人肌"で、ギターという楽器を突き詰めて、妥協を許さない彼の姿勢が、すごい!という評判に繋がっているのではないでしょうか。

彼は”ひとつひとつのものごとに集中しないとできない。またそれが理想でもある”とも話しています。

サポートのギタリストとして自分を選んでもらった以上、期待された以上の仕事をしなければならないそうです。

かなり!かっこいいですよね!

HIROがすごい理由2”幅広い音作り”

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Acid Black Cherryのyasuはリーダーとして、その曲に合った”音づくり”にこだわっています。

HIROは、2011年の「蝶」からギターを担当していますが、それ以前のサポートギタリストは現BreakerzのAKIHIDEが担当していました。

確かに、AKIHIDEのギターの”音”と彼のギターの”音”は、違います。

感覚的には、AKIHIDEは”繊細な”音を奏でるに対して、彼が弾くギターは”魔界の底から響く心の叫び”のような太くたくましい音ですね。

もっと言うと、AKIHIDEの音が女性なら、彼の音は男性といった感じです。

どちらが好きな音かということは、人それぞれによって好みもあります。

AKIHIDEが奏でる音に共感し、心を打たれた人もいるでしょう。

また、彼が奏でる音が心にグッと届いたという人もいます。

彼の音が、今のAcid Black Cherryの曲には、ピッタリと合っているので、yasuは、サポートメンバーにしているのだと思います。

その証拠に、彼はABCのツアーのほとんどにサポートメンバーとして参加しています。

『蝶』のような、甘いジャズっぽいクリーンサウンドから『エスとエム』や『Gread  Gread』のような重厚に歪んだサウンドまで造りだせるHIROの存在は、yasuにとってなくてはならないすごいギタリストなのでしょう。

HIROがすごい理由3”多くの人に頼りにされている”

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La’cryma  Cristyのメンバーとしてももちろん、Acid Black Cherryのサポートメンバーとしても、憧れの存在だった”DEAD END”のMORRIEが主宰している”Creature Creature"にもサポートとして参加するなど、多くの人に求められることも彼のすごい部分だと思います。

彼は、MORRIEから声をかけられた時「嬉しくてヤッター!と思う反面、自分でいいのか?」と思ったとそうです。

憧れていたバンド、DEAD ENDのMORRIEと一緒にバンドができるということは MORRIEから認められたということになります。

そんな大御所にも必要とされるということは、多くの人に頼られているという証ですね!

現在、DEAD ENDは再結成されていますが、HIROは他の2人のメンバーとも一緒にライブをしたことがあるそうです。


今回は、HIROのギターがすごい!と言われる理由を3つご紹介していきました。

彼は、ひとつひとつのことに対して職人気質を持って、音を作り、フレーズを作り、ライブをこなします。

それがyasuやMORRIEに認められてサポートメンバーに呼ばれていること、ギターの職人と言える「音の技」を持っていることがすごいところですね。

まだまだ、今後もHIROの活躍を様々なバンドで見ることができそうですね!

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