Column コラム

福岡のインディーズライブが楽しめる場所3選 #2

”日本のリバプール”とも評されるほど、貿易、国際都市としての評判が高く、音楽文化が醸成されている街、福岡。

ディープなスポット親不孝通り、ファッションカルチャーの発信地、大名など、コンパクトな街の1つ1つの地区がそれぞれ魅力的な色を持っています。そんな街では若者たちが次の世代のロックスターを目指して日々音楽活動に励んでいるんです!

今回はそんな福岡のライブハウスの中でも、インディーズバンドのライブを楽しめる場所を3箇所ご紹介します!筆者が実際に足を運んだ感想や、バンドマンからの評判を聞いたりして、独断と偏見で選びました!

コンパクトだけど熱のある場所”public space四次元”

最初にご紹介するのは、天神北交差点沿いのイオンショッパーズの裏手にある”public space四次元”です。

ライブハウスと言えばだいたい地下にあるイメージですが、public space四次元はビルの2階にあります。ちょっと珍しいですね!

特徴的なロゴが掲げられた階段を登れば、ブラックライトで照らされた廊下が見えてきます。他の箱ではあまり見ない雰囲気にワクワクします。

フロアーは良くも悪くもコンパクトですが、出演者と観客の距離が近く、インディーズバンドたちの熱を間近で感じることができます。

public space四次元は、福岡でも屈指のイベント「絶頂天」の運営メンバーが2008年に設立した箱です。

イベンターが主催している箱だけあって、ブッキングの質の良さが魅力的です。適当にその辺からスケジュールが空いているバンドを引っ張ってきているだけではなく、ちゃんと目的を持ってブッキングしているということが伺えます。

ブッキングマネージャーとバンドとの信頼関係がきちんと作られているようですね。現代ではそのような箱が少なくなってきたので貴重です。

いつ行っても新進気鋭のバンドや、ベテランのバンドが熱のあるライブを繰り広げています!

移転しさらにパワーアップ”UTERO”

  • HP:http://utero.jp/
  • 住所:福岡市中央区清川2丁目6-34-2F
  • 電話::092-534-5222
  • キャパ:150

続いてご紹介するのは、今年清川へと移転したばかりの”UTERO(ユーテロ)”です。

移転して以前よりもキャパが増えただけではなく、他の箱とは一風変わった特徴を持つようになりました。1階にライブホール、2階にバー、3階にスタジオを備えています。

まず、階段を上がって2階へ上がると、バーと出演者の控室があります。1階のホールへは2階のバーから行くような構造になっています。画期的です。

箱の問題点として、自分の目当てのバンドの演奏しているとき以外に休むスペースがないことがよく挙げられます。その点、UTEROでは完全独立したバーがあるので、ライブ慣れしていない人でも安心して演奏を楽しむことができます!

UTEROも四次元と同じく、ブッキングの質の高さに定評があります。若い箱を若い世代が牽引して、成長させているように感じますね。

ツアーバンドも多く来ていて、全国的に話題になっているインディーズバンドの福岡でのライブも頻繁に開催されています。スケジュールを見たらちょっとテンション上がります。

インディーズからベテランまで、幅広く愛されている箱に今後も目が離せませんね!

若いながらも最も評判の良い箱の1つ”Queblick”

  • HP:http://www.queblick.com/
  • 住所:福岡市中央区大名2-6-39 ランディックビル大名B1F
  • 電話:092-725-8785
  • キャパ:200

最後にご紹介するのは、福岡でもかなり若いライブハウスなのに、各方面からの評判が最高にいい"Queblick"です!2013年にオープンしたばかり!

ちなみに、中央区大名に位置していますが、地下鉄空港線天神駅からよりも、地下鉄空港線赤坂駅からのほうが近いです。電車で行く際は覚えておいて損はないですよ!

さて、若干中心市街地からは距離がある場所にQueblickはありますが、立地を物ともせず、確固たる評判をわずか数年で作り上げています。

地元のインディーズバンドからは、人気と実力を兼ね備え、いずれ全国的な知名度を得るだろうバンドが数多く出演しています。さらに、ツアーバンドは既に話題と人気を集めているバンドが多く来ているんですね。

たった数年でここまでの評判を作り上げている要因は恐らく、良いスタッフが多く揃っているからだと思います。

いつ行っても、音も照明も良い上に、受付やバースタッフの感じがよく、気持ちよくライブを見て帰ることができます。

アーティストと一緒になって福岡の、さらには全国のインディーズシーンを盛り上げようとしていることが伺えますね。
例えば、Queblickによく出演するバンドで、コンピレーションアルバムを作ったりするなど、インディーズバンドに対してのバックアップを行っていることもその1つです。

そのような箱の姿勢が出演するバンドに伝わり、信頼関係が生まれているのではないかと思います。

地元でも県外でも、とりあえずレベルの高いバンドのライブが見たければQueblickに行けば間違いないですね!


ここまで読んでお気づきになった人も多いと思いますが、今の福岡で評判がいい(個人的に)箱は、いわゆる”若い”ライブハウスなんですね。3店舗とも、オープンから10年経っていません。

若い感性が若い箱にマッチして、新進気鋭のインディーズバンドが多数出演するようになっているんです。もちろん、お客さんも若い世代が多いですね。

今回ご紹介した3つの箱は確実に今後の福岡の音楽シーン、全国の音楽シーンを牽引するようなバンドを排出していきます。早耳のリスナーはとりあえず、Queblickあたりを覗いてみてはいかがでしょうか?間違いなく気に入るバンドがいると思います。

若い世代がライブハウスを作ってシーンを牽引している福岡の音楽の未来は明るいですね!

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