Column コラム

音楽業界の今後をLiveConG<ライブコング>が熱く語ります!

CDの販売不振が囁かれ、音楽業界は縮小気味と言われる昨今なのは誰もがご存知の通りだと思います。

音楽番組の数は減り、ゲストで呼ばれるのはアイドルばかり。バンドはメジャーレーベルに属してなければ、滅多にゴールデンタイムには出てこないのが現状です。音楽業界は今後、どのようになっていくのでしょうか!?本当にこのまま死んでいくのでしょうか?

LiveConG<ライブコング>が独断と偏見を交えながら熱く語っていきます!!!

これまで

音楽業界ではこれまで、CD(音源)を販売することによって、収益を上げていました。「俺、音楽で食っていくから」と、親に宣言して上京する若者も大勢いましたよね。メジャーデビューできれば、億万長者になることも夢見れる時代の中では当然、そのような人たちも大勢出てきました。

もっと偉大を遡っていくと、戦後GHQの統治下に置かれた日本では、GHQの司令によってラジオでのど自慢の放送を始めました。それまでは、放送にのせて歌う人たちはプロしか許されない風潮があったのに、素人が歌う歌が電波で流れるという革新的なことが起こりました。

しかも、昔ながらの日本人の歌い方とは違った、西洋方式の現代に近い歌を歌う人しか合格させなかったとも言われています。のど自慢は戦後の人々の活力源となったと同時に、西洋音楽の啓蒙活動を行っていたのです。

そして、現在のような西洋音楽を演奏する、歌を歌うことがより大衆的なものとなってきたのです。その頃からTVなどのメディアでは”歌謡曲”という新たな呼び方をする歌が出てきました。

また、この頃のミュージシャンは進駐軍の慰安施設でアメリカ流の演奏や歌を披露し、収入を得ている者もいました。中には、それらのミュージシャンを進駐軍相手に斡旋する者も現れ始め、後に”芸能プロダクション”と呼ばれる組織も徐々に頭角を現し始めました。

そして、戦後の復興期~バブル~2000年代前半と過ぎていくなかで、音楽はより大衆的なエンターテイメントへと変遷していきました。そして、現在の音楽業界が形作られてきたのです。

テレビで”イチオシのミュージシャン!”として露出させればCDはミリオンヒット。高級外車に乗るアーティストや、豪邸を買うアーティストが現れるなど、そこには確かな”音楽バブル”が存在していました。

しかし、時代は更に進み、新しいサービスの登場や人々の価値観の変化とともに、CDの売上は低迷していきます。それまでの大衆エンターテイメント、コミュニケーションツールとしての音楽は衰退し、音楽は好きな人だけが聞くという、より個人的な娯楽へと変わったのです。

現状

音楽はモノで管理する時代からデータで管理する時代へ

そして、2016年、ここまで読まれた方であれば、音楽業界がどのような現状に直面しているかはもうご存知の通りだと思います。CD、売れません。

動画配信サービスが出現し、音楽はネット上でタダで聴けるものという認識が徐々に生まれていきます。そして、デジタル音楽プレーヤー(スマホ)の登場によりいつでもどこでも、音楽を持ち歩くことができるようになりました。

ここで私が注目したいのは音楽の販売形態、管理形態の変化です。昔は画像一枚ダウンロードするのに、何時間も待つこともあった通信環境が劇的に進化し、今でも各社こぞって通信速度の速さを競いあっているほどです。今後はもっと進化するでしょう。そうした技術の進歩により、手軽に音楽を好きなときにダウンロードして聞くことができるようになりました。

また、記録媒体の進化も見逃すことができないポイントの1つです。例えば、今はもうほとんど使われることのない記録媒体フロッピーディスク。容量はわずか1.44MBしかありませんでした。

今はデジタルオーディオプレーヤーは安価なものでも8GBの容量を備えています。これぐらいの容量では約2000曲入れることができます。1曲4分として、2000曲聞こうと思えば休みなく再生し続けて約333日≒1年かかります。仮に、2,000曲をCD(12曲入り:アルバム)で換算すると約167枚となります。167枚のCDを管理するためには自宅に保管場所を設けなくてはいけませんよね。

ここまで、通信環境の進化と記録容量の進化について話しました。これらの進化がもたらしたものは”音楽をデータで管理する”というものです。

今まで、モノで販売していた音源が、データでの販売、配信を始めたことによって、所有欲を満たすモノから、次々と消費していくものへと変わっていったのです。人間は目に見えないモノに対しては価値を見出しづらいもので、徐々に音楽の価値(単価)が下がって行き始めました。今後は無料で当たり前ということにもつながりかねません。

そこで、上記のYoutubeの登場です。フル音源が勝手に配信されたり、もはやアーティスト側がプロモーションとして音源を配信したり、音楽=タダという価値観が徐々に生まれていきます。

そして、音楽業界の市場がどんどん縮小し始めたのです

コミュニケーションツールとしての音楽の崩壊

また、音楽業界の衰退の1つの要因として「コミュニケーションツール」としての衰退も挙げられます。

ガラケー全盛期、着メロ・着うたというものが流行していました。人々は自分の好きなアーティストの曲を着うたにして、他の人に聞かせるかのように、音を鳴らしていました。街を歩けばそこら中から着うたのうるさい音が聞こえてきたりもしていましたね。ある意味では街に音楽が溢れていました。

さらに時代を遡ると、車で”カッコいい”音楽を聞くことがイケてるという風潮があったように思います。デートの際、女の子の前でカッコつけたくて当時流行っていた洋楽なんかを流したりしちゃうようなちょっと気取った人も居ましたよね。でも、そこには音楽は誰かとの共通の話題になる”コミュニケーションツール”としての役割がありました。

対して現代では車の所有率が下がり”若者のクルマ離れ”なんて言われたりもしています。今後もクルマの所有率は下がり続けるでしょう。音楽を車の中で誰かと聞かずに、イヤホンで個人的に楽しむ人が増えましたね。

音楽業界の衰退が語られるとき、あまり着うたの衰退とクルマ離れについて言及する文はないですが、私は市場の基礎を揺らがせた原因の1つあると考えます。

市場の縮小、アーティスト像の変化

音楽業界全体の市場が縮小すれば、制作費も少なくなり、一攫千金を狙えるアーティストも少なくなりました。ミュージシャンと言う言葉には往々にして”売れない”という枕詞がついたイメージが付きまとっています。メジャーデビューしてもクリーニング屋でバイトしているということを告白しているアーティストもいますね、

使える予算が少なくなり、レコード会社は新人発掘、育成に金をかけれず、既にシーンの中で人気を集めているような上位のインディーズバンドを捕まえてきてメジャーデビューさせるということが日常的に行われています。

もうかなり顕著に現れていますが、インディーズの市場が盛り上がってきているからです。今後もっと、メジャーに行かずにインディーズのまま活動を続けているというバンドが増えてくるでしょう。メジャーには魅力がなくなってきているんですね。

そして、メジャーとインディーズの違いとして活動の自由度が挙げられます。

自由な活動ができるインディーズでは、ファンとの距離も近く、SNSや動画配信サービスを活用して日常的にファンサービスを行うバンドが増えていきました。音楽業界が今まで必死で刷り込んできたのにも関わらず。

それらは、今までの「アーティスト=すごい、カッコいい」という価値観を「アーティスト=身近、共感しやすい、でもカッコいい」という価値観へと変えていきました。

価値観が変わった事で、アーティストに対して自分自身の境遇や気持ちを重ねやすくなり、特別なものから共感しやすいものになったんですね。

音楽業界の市場が縮小したことにより、より小さなコミュニティがいくつも出来上がり、コミュニティに属する人(アーティスト、ファン)の関係は親密なものへと変わっていきました。今後はもっと親密な関係になるでしょう。

人間関係が希薄になりがちな現代で、共通の話題、共通の音楽で盛り上がれるコミュニティに人々は居場所を求め始めたのです。そうしてインディーズの市場が徐々に盛り上がりを見せてきました。

例えば、AIR JAMや京都大作戦など、バンドが主催するフェスが増えてきていますよね。

次項では音楽業界の今後についてフェスやライブについて触れていきます。

音楽業界の今後

音楽をより身近に感じることができるコミュニティ型の楽しみ方を人々が多く求めるようになったことによって、

近年では”体験型”のコンテンツ、つまりフェスやライブの動員が顕著に伸び始めました。

さらにCDの売上が減ったことによって、その分の損失を取り戻そうと音楽業界、各事務所、レーベルは一体となってライブへの投資を進めていきます。伸びてる分野に投資するのは当たり前ですよね。

何百万とCD制作に投資しても回収の見込みがないですが、ライブでは1日でそれを遥かに上回る利益が期待できます。今後はあくまでもCDはバンドのブランディングツールでしかなくなり、主体はライブやフェスになっていくでしょう。

特に、フェスに関してはここ10年で数も増え、夏のイベントとして定着し、普段ライブに行かない層ですらも生演奏を楽しむようになりました。それぞれ好きなバンドのTシャツを着てみんなで一心不乱に手を掲げ振りまくるのは楽しいですよね。

一期一会の体験を現代の人々は求めているのです。


私たちはもっと街中に、社会に生演奏が溢れることを目指しています。例えば、海外では街中でいきなりストリートライブが始まって、それに自然と立ち止まり楽しんでいる光景があります。日本では通りすがりに音楽が聞こえてきても、うるさいと顔をしかめる人、通報する人、文句をいう人など、まだまだ生演奏が定着しておらず、市民権を得ているとは言いがたい状況です。

今後はもっともっと音楽、生演奏が身近なものとなり、人々の生活をより楽しく演出するものとして、世界中に生演奏<ライブ>が広がっていってほしいものです。そして、音楽業界がかつてのように盛り上がって欲しいものです。

 

LiveConG<ライブコング>ではこのように人々が求めている体験型のコンテンツ(フェス、ライブ)などの情報を今後も随時発信していきます!

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