Column コラム

ONE OK ROCKがメジャーデビューしたきっかけについて

今や日本の大物バンドとして世界中でその名を馳せているONE OK ROCK。国内では中高生を中心に絶大な人気を誇っています。

CMソングに起用された”Wherever You Are”の大ヒットもあり、さらに幅広い世代のファンを獲得し、国民的バンドへと成長を遂げました!

今回はそんな彼らのインディーズバンド時代からメジャーデビューしたきっかけと、デビュー曲についてご紹介します!

ONE OK ROCKとは?

今さら紹介する必要もないかもしれませんね。それくらい有名で人気を集めているバンドです!

2005年に結成され、2007年にメジャーデビュー。以降、日本武道館公演、横浜アリーナ公演を即日ソールドアウトさせたり、アリーナツアーで26万人を動員するなど、ケタ違いの人気を誇っています。

近年では、海外レーベルと契約し、ワールドツアーを行い、徐々に海を飛び越えて世界の第一線で戦うバンドへと成長していきました。

音楽性はバンド名の通り唯一無二の”ROCK”。エモさと攻めるライブパフォーマンス、そしてなにより胸に突き刺さるTaka(Vo.)の言葉。全てが日本の音楽シーンを牽引するほどです。

主にファン層は中高生ですが、docomoのiPhone 6sのCMに起用された”Wherever You Are”の大ヒットが相まって、40代など更に上の世代にもファンを広げています。

間違いなく、今の日本の音楽シーンを代表するバンドだと言えますね!

メジャーデビューまでの道のり

他のバンドで歌っていたTakaの超絶歌唱力を見たToru(Gt.)が、ほぼ強引にその場でtakaをメインボーカルに勧誘したそうです。恐らく、Takaがボーカルではなかったらここまで売れてはなかっただろうと思います。当時からTakaはカリスマだったんです。

ちなみに、Takaは歌手の森進一と森昌子の長男で、アイドルグループNEWSの初期メンバーです。アイドルは性に合わなかったのか、3ヶ月で辞めてバンドの道へと進みました。結果的に、バンドが大成功しているので良い決断でしたね!

しかし、その経歴が色眼鏡を通して見られることもありました。Toruに誘われて、ONE OK ROCKに加入し、ライブハウスに行っても、アイドルグループに所属していた過去の経歴から断られたりすることもありました。

その悔しさをバネに、日本中を駆けまわってライブハウスに出演し、どんどん話題になり、会場も大きくなっていきました。

「俺はこのバンドで一生やっていこうと思ってる。おまえらはどうだ?」とTakaがメンバーに意思確認したというエピソードがあります。そのTakaの覚悟と意思表示がなければ、そんな風に全国を回ろうなんて思わなかっただろうなと思います。

全国を回り、ライブを重ね、徐々に人気を集めていったONE OK ROCK。熱いパフォーマンスと超絶歌唱力、ついでにイケメン揃いということもあって、話題にならないわけがないですよね。

2006年にインディーズバンドの聖地、新宿LOFTで初のワンマンライブを開催した際には500人を集めました。メジャーは500人集客できるバンドを放ってはおきません。

そして、半年後、アミューズ系列のA-Sketchより”内秘心書”メジャーデビューを果たしました。

メジャーへ行くどのバンドにも言えることなのですが、インディーズバンド時代にワンマンライブを行い、500人以上を動員できる実力を持っているように思います。メジャーへ行く、1番の近道は、着実に、地道に、泥臭く活動を続けて、固定ファンを増やし、ワンマンライブで数百人を動員することですね。地道な努力こそがファンを惹きつける要素です。

メジャーデビュー曲”内秘心書”

この曲は当時のTakaの気持ちをぶつけた、ONE OK ROCKの礎となるような珠玉の一曲です。

今だに昔からのファンには人気がある名曲ですね。

”内秘心書”歌詞の一部を引用

犯した罪の数が 寂しさを物語ってんだよ

そしたら大人はソレ見て 全てを悪く言うんだろ?

 

言えない見えない見たくもなくない?

だから飛べるはずない

 

しょうがないっちゃ しょうがないけど

本当はそうじゃない

この曲を初めて聞いたのは、リリースされてからすぐでした。当時の私は中学2年生で思春期まっただ中。

その時に内秘心書を聞いて、曲のかっこよさも然ることながら、Takaのこの言葉に頭をぶん殴られたような衝撃を受けたのを覚えています。”この人は俺らの気持ちを分かってくれている”と子どもながらに思ったものです。それから約10年経った今はさらに下の世代の中高生がONE OK ROCKを聞いて、同じようなことを思っているそうなので、いかにTakaが若い世代のカリスマかということが分かるかと思います。

ONE OK ROCKの魅力は”代弁者”としてのTakaの言葉でしょう。熱狂する人が多いのも当たり前に感じます。

そして、メジャーデビューしたこの年に出されたアルバム”ゼイタクビョウ”は、個人的に人生で聞いたアルバムで10選に入ると思うくらいの名盤です。ゼイタクビョウの中に収められている切ない片思いを歌った”カゲロウ”は私がONE OK ROCKで一番好きな曲です。今でも聞くだけで、当時の気持ちが蘇ってきます。

他にも努努-ゆめゆめ-やケムリ、欲望に満ちた青年団など名曲が詰まったこのアルバムは、青春時代の象徴として、今だに部屋に飾っています。

いつの時代もワンオクは10代の若者を惹きつけてやまないですね。カリスマ性が褪せることなく、さらに進化しているのが素晴らしいです。

そして現在

日本を飛び出し、世界を舞台に活動している一方で、CMソングに起用された”Wherever You Are”が発売から6年近く経つのにiTunesのランキングで一位になり、結婚式の新定番曲としての地位を確立するなど、さらに国民的バンドとしてまだまだ勢いは留まることなく突き進んでいます。今だにランキング上位で売れ続けています!!

国内でのライブはフェスぐらいでしか聞けなくなりましたが、また近いうちに国内でツアーをやってくれることを期待しています!


ONE OK ROCKはインディーズ時代、過去の悔しさをバネに全国を駆け回り、徐々に知名度を高め、大規模ワンマンライブを成功させ、見事メジャーデビューを達成しました。そして、デビュー以降も勢いは留まることなく、世界を舞台に最前線へと戦う一方で、国内での人気も爆発的に伸ばし続けています。

今後も日本を代表するバンドとして世界中で大人気になることが楽しみですね!

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