大阪のライブハウスをレンタルする際に注意するポイント
そろそろライブハウスをレンタルしてワンマンでもやってみたくなってきた頃。ただ、箱を借りる際には様々なことに注意を払う必要があります。今回は大阪で音楽活動を行うインディーズバンドの方に向けてお話していきたいと思います。
まずはライブハウスをレンタルする際の価格帯のチェック!
レンタルする際の価格決めですが、まずはその前に規模(集客可能人数)を設定する必要がありますよね。
大阪には200名~300名の中規模ライブハウスや、ZeppやなんばHatchのような、1000人を超えるような大規模ライブハウスまであります。自分達の実力と努力でどれだけの人数を呼べるのかをまずは決めましょう。そうすればだいたいどの程度の箱をレンタルできるかが見えてくると思います。
次に、設定したキャパの範囲で、実際にレンタル可能な場所を探していきます。ここで注意しなければいけないポイントは、機材代や照明代、それにまつわる人件費などです。これらが全てレンタル代に含まれている場合もあれば、別費用になっているところもあります。大阪にも何件かそういったところがありました。かつてほとんどのライブハウスにはこれらの費用が含まれていたのですが、最近は別建てになっているところが増えてきています。
気になる箱が見つかったら、HPの隅から隅まで熟読し、また必ず確認のため電話し、全て込み込みの金額を確認するようにしましょう。
スタッフさんの対応をチェック
はじめての大阪でのワンマンライブ。これをきっかけに、大きく音楽活動の幅が広がるかもしれませんよね?こう考えると、最初にワンマンライブを行うライブハウスのスタッフさんとの関わりは後々非常に重要になってきます。
ライブは当然のことながら演奏時間だけではありません。事前の準備からリハ、場合によっては自分達のワンマンならではの企画で、色々な要望を聞いてもらわなければならないかもしれません。また、もしライブにたくさんの人が集まり、大成功すると、おそらくその後も出演依頼が度々かかることになるでしょう。
そんな時、もし良心的でないスタッフさんだったらどうしますか?
自分達の将来のことを考えてくれず、売り上げのことばかりを考えるような人であれば、おもいっきり足を引っ張られてしまいます。
まぁ、大阪にはこんなスタッフさんは絶対にいないと信じていますし、現にそういった情報はあまり聞きませんが、たまに別の地域でひどいスタッフの情報について聞くこともあります。
必ずレンタルする際には、電話だけでなく、実際に会って、人柄等を確かめるようにしてください。どうせなら、この先も持ちつ持たれつの良い関係で、しっかりサポートしてくれるような人と関わっていきたいですもんね。
ライブハウスの口コミ・評判等をチェック
最後に、生の声をたくさん聞くようにしてください。ネットの口コミや評判などでもいいと思います。
ここで大事なことは、ライブを聞きに来るお客さんの口コミに加え、その箱を利用したミュージシャン側からの評価も色々と見てみてください。
お客さん目線では、ライブハウス側のお客様への接し方や、大阪ではその周辺の治安などもチェックポイントの一つです。大阪は地域によっては非常に治安が悪いところもあるので、自分のバンドのために集まってくれた大切なお客様に怖い思いをさせないためにも、そういった情報はしっかり仕入れておきましょう。
ミュージシャン側からの評価についても重要です。ツイッターや2chであれば、結構正直なライブハウスに対する意見がたくさん載ってますので活用してみてください。また知り合いや、知り合いの知り合いを通じて、実際にそのライブハウスをレンタルしたバンドの人に会って、話を聞いてみるのもいいかもしれません。
ネット上の情報だけではわからない気付きがあるかもしれませんよ。
さて、一通り注意点を挙げてきましたが、ワンマンライブが成功するかどうかは究極「全て自己責任」です。
ライブハウスの対応が悪かろうが、何か周辺でお客様に迷惑をかける問題があろうが、わざわざ足を運んでくれた人にとっては「あいつらのライブ最悪だったな」となります。「いや、自分たちのせいではないよ」といったところで、その思いは伝わらないですし、嫌な思いはずっと消えないでしょう。その箱を選んだ自分達の責任です。
大阪のライブハウスは素敵なところがたくさんあります。もちろんあまり評判の良くないところもあります。自分の目と耳でしっかり確認し、納得のいくお披露目の場を選んでくださいね!
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