Column コラム

音楽活動で助成金が得られる!その申込先まとめ

社会性のある音楽活動には、様々な団体から助成金をもらえる可能性があるって知ってましたか?

音楽には何かとお金がかかるもの。せっかくであれば、こういった制度を利用してみるのはいかがでしょうか。

今回、申し込みが可能な団体をいくつかご紹介させて頂きます。

どんな団体が助成金を出してるの?

音楽活動に助成金を出している団体のほとんどは「公益財団法人」と呼ばれる組織となります。公益財団法人とは、広く社会性のある事業を展開している団体で、国からその公益性を認められた団体となります。

音楽だけでなく芸術全般を扱っている場合が多いですね。

今回ご紹介する助成金制度も、すべて様々な公益財団法人が扱っている事業の一環となります。

海外での音楽活動も支援する「野村財団の助成金」

この制度は、海外での音楽活動に参加する際などに申し込めるものです。音楽イベントやコンサートなども含みます。

申し込みには、イベント主催者からの参加要請を証明するものや、師事する先生などからの推薦書が必要になります。

参考URL:http://www.nomurafoundation.or.jp/culture/cu_koubo/music.html

芸術文化の発展を目的とする助成金「朝日新聞文化財団」

地域に芸術文化を広げたいと考えていたり、芸術を使って海外との架け橋になりたいと考えているような個人や団体が申し込めます。
1案件につき100万円近く出るのは大きいですよね。こちらも申し込みには推薦状が必要になるようです。

参考URL:http://www.asahizaidan.or.jp/grant/grant01.html

音楽活動を通して人を集める!「日本音楽財団」

申請者が地域の団体やコンサートホールなどと協力し、社会に芸術文化の価値を広められるような取り組みを支援する事業です。
音楽活動を実施するだけでなく、「そこにどうやって人を集めるのか?」といった視点が審査のポイントのようです。

参考URL:http://www.nmf.or.jp/biz/grant.html

音楽コンサートなどに助成を行う「花王芸術・科学財団」

音楽公演などに直接的に助成金を支払う制度です。高度な音楽文化を世の中に広めることを目的としています。
助成金の上限は100万円。申し込みを行ってから、審査に3ヶ月ほどかかるようです。

参考URL:http://www.kao-foundation.or.jp/assist/art/music_performance.html


さて、みなさん参考サイト等を見てお気づきの方もいるかと思いますが、助成対象となっている音楽のジャンルは、そのほとんどがクラシックやオペラ、能楽などです。

今現在、公益団体にとって、助成に値する社会性のある品位の高い音楽といえば、ロックでもポップスでもジャズでもなく、やはりクラシックなんですね。また、申し込みができるのは、非営利団体か営利を目的としない個人です。

この現状をみなさんはどう思われますか?

音楽が本当の意味で地域に根付き、芸術文化の輪が広げていくためには、ジャンルにこだわるべきではないと考えています。

また、営利目的でもいいじゃないか、とも思います。

音楽に関わる人にどんどんお金が落ち、そのお金がさらに大きな音楽フェスなどにつながっていく、そういうサイクルがなければいつまでも音楽活動は古き良き公益活動から抜け出すことはできません。

音楽に情熱を燃やしている人であればよくわかるかと思いますが、ボランティア精神で音楽活動は続けていけません。せっかく助成金を出すのであれば、一過性のものではなく、もっと将来的に音楽市場経済の発展につながるような、そんなお金の使い方をしてほしいものです。

公益団体だけでなく、国としても保守的なクラシックだけでなく、様々な音楽に補助金を出すような、そんな体制を作ってほしいです。

(誤解のないように、もちろんクラシックも素晴らしい音楽です。)

 

ただでさえ今、「日本の音楽文化は終わっている」と世界中から揶揄されることがあります。

「きゃりーぱみゅぱみゅやAKB、ビジュアル系があるじゃないか」

と思われている方がいれば、それは間違いです。

ある一定層からの支持があるのは事実ですが、海外の人達は、これらのコンテンツを音楽とはまた違った観点で見ているようです。

こういったコンテンツに日本人が甘んじて得意気になっているため、音楽については欧米からだけでなく、アジアからも見放されつつあります。

現に韓国では、K-POPを通じて自国をアピールしようと、国が巨額の資金を投じており、音楽文化については完全に日本はアジアからも取り残されています。

 

全員ユニゾンで、音域が1オクターブもない、海外では子供が聞くようなサウンドに熱狂する日本人。

そしてその事実を知っていて、そういう音楽をわざと作り続けるクリエーター。

CDが売れないから仕方がない? それが日本の音楽?

本当にそう割り切っていいのでしょうか? そんな保守的な考えで、世界をアッと驚かす音楽文化がこれから生まれるのでしょうか?

日本の音楽文化、大丈夫ですか?日本人として、すごく悔しい気がします。

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