Column コラム

吹奏楽あるある特集【トランペット編】

中学になると部活の中に吹奏楽部というものがあります。最近では、小学校でもある程度の楽器を演奏して、マーチングバンドのような形で音楽部のようなもの取り入れている学校もあるようですね。

今回は、中でも「トランペット」に注目し、この楽器ならではのあるあるをご紹介していきたいと思います。

普段関わらない楽器のことも知っておけば、色々と話のネタになるかもしれませんよ!

吹奏楽とは?

吹奏楽では基本的に、楽器が木管楽器、金管楽器、打楽器の3種類に分けられます。

木管楽器は、ピッコロ・フルート・オーボエ・クラリネット・サックスなどです。サックスは、ジャズなどでも使用されるもので、金管楽器と思われがちですが、その構造上、厳密には木管楽器の分類に入るようです。

金管楽器とは、トランペット・コルネット・ホルン・トロンボーン・チューバなどです。

打楽器は、ドラム・ティンパニーなどです。

分け方は、昔、楽器が作られた素材や音の出し方によるものです。例えばフルートは、金属でできていますが、昔は木で作られていました。サックスも金属でできていますが、音を出す構造を考えると、木管楽器となります。金管楽器のトランペットですが、吹奏楽の中では主に高音部を担当しています。

18世紀後半までは、バルブがついていないタイプのものでした。19世紀になりバルブ付きのものができて、現在では、その音域は2オクターブ半以上というから驚きですね。

トランペットについてのあるあるって?

吹奏楽をやっていると、担当する楽器によって、実はいろいろなあるあるがあります。

今回は、巷でよく言われているトランペットのあるあるについてご紹介していきます。

1.トランペットの奏者は、口の小さな、唇が薄く歯並びの良い人が多い

吹奏楽部に入部した人、全員が希望の楽器を担当することは難しいですよね。

顧問の先生の楽器の割り振り方、聞いたところ、トランペットのような高音楽器に向いている生徒の基準は、唇が薄く口が小さめで歯の並び方が揃っていることだそうです。理由として、吹く口が小さいためだそうです。

そういえば、吹奏楽部に入部した友人の話を思い出しました。その友人は、「何のパートでも良かったけど、先生が私を見て、トランペットの担当に決めた」ということでした。確かに彼女は、小柄で唇は薄かったと思います。やはり、この話も「あるある」なのかな?と思いました。

この楽器は、マウスピースというものを口に付けて吹くものです。吹く人の口が大きければマウスピースとの間に隙間が開いてしまいますから。

逆にサックスなどの低音楽器の場合は、唇は厚い方が向いているのでしょうね。

2.トランペットの練習で、唇が切れ出血するのは当たり前

これもよく耳にするあるある事件ですね。

新入生が、冬の部室で練習していたら、乾燥も加わったのか、唇が切れて出血し、マウスピースが真っ赤に染まったらしいです。それを見ていた吹奏楽部の先輩は、まだまだ修行が足らないと言ったとか・・・。先輩達からすると、まだひよこ、初心者という意味でしょうが、新入部員は驚いたそうです。

ただ、この楽器は気合いと根性ではうまくなりません。吹いては休み、また吹いては休みしながら、唇への負担を緩和させながら練習する必要があります。

唇が切れてしまったら、治るまでは吹いたらいけませんよ!

3.トランペットを担当する人には目立ちたがり屋が多い?

これは、吹奏楽部の先生などが指名せず、自ら「トランペットをやりたい」と名乗り出た人に多いです。

この楽器は、主に高音部分を担当し、アンサンブルのメロディラインを奏でることが多いです。下の音域で支えるのではなく、「自らの音を聞かせてやる!」といった、自己主張の強い人が多い気がします。

まぁ、音楽をやる上で自己主張が強いことは決して悪いことではないですけどね。

4.高い音を出せるほどカッコイイと思っている「あるある」

トランペットは低い音から高い音まで音域はとても広いですが、実は低い音は(音質にこだわらなければ)案外誰でも出すことができます。

しかし高い音に関しては、相当な練習量が必要になります。

あるあるな光景として、よくハイベー(Higt B♭の略)、ダブルハイベー、などを出そうと競うことがあります。

「トリプルハイベー」なんて出せたら、人気者になれると思っています。

他のパートからすれば、「どうでもいい」ことなんですが・・・

5.口の周りの筋肉がめちゃくちゃ鍛えられている

前述の高い音を出せるかどうか、というのは、唇の強さというより、唇の周りの筋肉の発達具合が重要になります。この筋肉が発達していると、唇の振動を効率よく楽器に伝えることができるようになります。

もし周りに長年トランペットをしている人がいれば、唇の周りの筋肉を触らせてもらってみてください。

「カッチカチ」ですよ!

6.男子より女子が圧倒的に多い吹奏楽特有の「あるある」

これは、どの担当楽器にも当てはまるかもしれません。昔も今でも聞くあるある話です。そのため、少ない男子部員は、モテるとかいう噂もありますね。その目的で入部する男子もいるとかいないとか・・・。

しかしこの話はだいたい高校生くらいまで。なぜか大学生以降になると、音楽系の部には男性が多くなってくるんですね。なんででしょうか?

7.文化部のはずなのに、毎朝走らなければならない?

そういえば、朝早く登校して、校庭を何周も走っているのをみかけたことがありました。これは、知る人ぞ知る「あるある」でしょうか。

トランペットは肺活量が大事な楽器です。そのため、走って体力と肺活量、筋力をアップする必要があるんですね。

これもまだまだ体が出来上がっていない、中学生や高校生の吹奏楽部によく見られる傾向です。

8.それでもなぜかトランペットには女子が多い

肺活量は男子の方が多いはずなのに、中学高校の吹奏楽では、何故か女子がトランペットを演奏しているんですね。このあたりに矛盾があります。

元々男のほうが少ないからかもしれませんが、否応なしに打楽器にさせられる男性諸君がかわいそうです。

9.吹奏楽部は、体育系部活と同じように夏休みに合宿がある

めったに人が来ない山奥の旅館で合宿をします。夏休み明けにコンクールがあるので、山奥の旅館を借り切って練習するんですね。山奥なら、大きな音を出しても苦情が来ないからというのが理由です。そして、パートごと、一人一人距離を置いて練習します。

山に向かって吹くトランペットパート、これもあるあるですね。

10.合宿では不完全燃焼のトランペットパート

前段で申し上げたとおり、ずっと吹くことができない楽器ということが、練習において大きなハンデとなります。

必ず何分かおきに休憩を挟まなければ、唇が振動しなくなり、音が出なくなってしまうんです。

一方、サックスや打楽器などは、いつまでも練習することができます。そのため、合宿などで周りのパートが目の色を変えてがんばっているところ、なぜか「よく打ち合わせしている」、というような印象を持たれることがあります。

他の楽器パートの人が、「トランペットの人達はあまり練習していない」、と感じることもあるあるの一つなのではないでしょうか。

トランペットパートの人達は、その悔しさを本番で爆発させるのかもしれません(笑)


この他にもたくさんあるあるが出てきそうですね。

聞いただけでもこのくらいなのですから、きっと当事者なら経験しているあるあるはもっと多いと思います。

今、吹奏楽部で頑張っているトランペットのみなさん、またそれ以外の楽器のみなさんも、こんなプロになれたらいいですね。

ジャンルは違いますが、楽器だけで人がこんなに盛り上がるって、スゴいことだと思いますよ!

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